ギャルリー東京ユマニテは開廊後すぐの1986年から常に若手作家を紹介する展覧会を開催してきました。「IMPACT3」は、作品の傾向も全く異なる現代を生きるインパクトある若手作家3人の作品を同時に展示するグループショウとして約10年間で30人の作家を紹介しました。さらに現在は、実験的な試みとして学部生や卒業間もない有望な作家を個展形式の「humanité lab」で紹介しています。

本展は「IMPACT 2011」と題し、以前開催していた「IMPACT3」に倣い、現在ギャルリー東京ユマニテで継続的に発表をする20代の作家、さらに大学在学中の作家を含む6人の新作展を開催いたします。

鎌田あやは毛髪や古着など女性の痕跡をオブジェやインスタレーションで表現。北村奈津子は石粉粘土や木彫でアスパラガス、バナナなどの野菜や世の中の可笑しさをユニークな視点で見つめます。高木真希人は雑誌のスナップショットをモチーフに一風変わった主人公が登場。富田菜摘は金属廃材で精巧な動物作品を発表。藤川沙樹はオイルスティックやアクリルを素材に大らかなで伸びやかな線で人物を描き、山口奈穂はどこか懐かしい形を彷彿とさせる平面作品を発表しています。

藤川は現在多摩美大の学生ですが、その他の作家は「humanité lab」で在学中に個展を発表して以来、ユマニテでの個展や国内外の展覧会に参加し活躍を続けています。今回の展示も立体、インスタレーション、平面と表現形態は違いますが、それぞれにインパクトある作品を発表し今後の活躍が注目される作家たちです。この機会に各作家の新作をお見逃しなく是非ご高覧下さい。

 

<展示内容>

各作家ともそれぞれ約5点の新作を発表。合計約30点の展示になります。
(画像は全て参考作品)

 


「my mirrors #58」(部分) 2011
付け睫毛、中古のドレッサー 180×85×40cm

鎌田あや  KAMATA Aya
1981 東京都生まれ
2010 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
2007 humanité lab 個展
2009 ギャルリー東京ユマニテ個展

 


「ベビーブーム」
  2011
石粉粘土、和紙、着彩 約15×17×52cm(各)

 

北村奈津子  KITAMURA Natsuko
1982 宮城県生まれ
2006 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
2004 humanité lab 個展
2006, 2009 ギャルリー東京ユマニテ個展

 


「Snap -gate-」 2011
アクリル、キャンバス、パネル 84.0×59.5cm

 

高木真希人  TAKAGI Makito
1986 静岡県生まれ
2010 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
2010 humanité lab 個展

 


「パラ 1」 2011
ミクストメディア 92×43×109cm

 

富田菜摘  TOMITA Natsumi
1986 東京生まれ
2009 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
2007 humanité lab 個展
2010 ギャルリー東京ユマニテ個展

 


「のぞく」 2011
オイルスティック、アクリル、紙 29.7×42.0cm

 

藤川沙樹  FUJIKAWA Saki
1990 東京生まれ
現在 多摩美術大学絵画科3年在籍

 


「夢の周り」 2011
油彩、パネル 105×151cm

 

山口菜穂  YAMAGUCHI Naho
1983 千葉県生まれ
2008 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
2005 humanité lab 個展

 

<展覧会概要>

IMPACT 2011
鎌田あや 北村奈津子 高木真希人 富田菜摘 藤川沙樹 山口奈穂

2011. 7/4(月)‐7/21(木) 日曜祝日休廊 10:30-18:30

 

 

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