川島清は1986-'88年にAsian Cultural Councilの助成を受けて渡米。P.S.1プロジェクト(ニューヨーク)に参加。1993年に川島清「内層の視点-Observation」いわき市立美術館、「90年代の日本-13人のアーティストたちの提言」(ローマ市立フォルクローレ美術館、デュッセルドルフ美術館)、2000年「ART TODAY 2000-3つの回顧から」(セゾン現代美術館)に出品。個展を発表の中心として精力的に制作活動を続けています。また近年は2006年いわき市立美術館での「彫刻なるもの-川島清、土谷武、若林奮の作品から」、2007年熊本市現代美術館での「ATTITUDE 2007 人間の家 真に歓喜に値するもの」に出品。日本を代表する彫刻家の一人として活躍しています。 川島の彫刻作品は見るものの意識、価値観を揺さぶります。それは時代の流行とは一線を画し、また既存の彫刻概念では計ることができない問いかけが要因のひとつです。川島は彫刻を日常的な連関におき、非日常的な時間のエネルギーを引き出す方法を考えます。つまり、裂け目をつくり隠されたものを現します。それは結合しながら分離することの表出にも繋がるのです。 ここ数年展開している「水量」シリーズの仕事に連関する「路傍ノート①」が2011年4月に発表されました。今回はそれに連続する展開がなされます。鉛、銅、木を含めた鉄/テーブル状の彫刻と水彩ドローイング12~13点が発表されます。常に圧倒的な存在感とかつ繊細で神秘的なイメージを与える川島作品。今回の「路傍ノート②」。その彫刻空間に接し体感して下さい。
<展覧会概要> 川島清展 路傍ノート② Kiyoshi
KAWASHIMA Roadside Note ②
<関連情報> ●以前の展覧会情報
「蜜房 1-7」 2011 水彩、紙 29.6×20.8cm "Mitsufusa 1-7" 2011 watercolor, paper 29.6x20.8cm |
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