ギャルリー東京ユマニテ12月の展覧会は「Print Works」として、1990年代に発表された版画作品を中心に展示します。
加納光於は1991-92年に銅版画によるカラーインタリオを精力的に発表。若林奮、青木野枝も1990年以降、彫刻と並行して版画作品を多く制作し、池田龍雄も絵画の他に多くの版画を発表しました。さらに奈良美智は1990年代後半から木版によるゼロックスプリントなど新しい版画の領域を広め、1999年には初の版画集を発表しました。
版画の可能性が再評価され、多くの作家が版画を試みた1990年代。絵画、彫刻とは異にする多様な作品を是非ご高覧下さい。
〈主な出品作品〉
青木 野枝 AOKI Noe
「亀池・蓮池」シリーズ 1997 銅版
池田 龍雄 IKEDA Tatsuo
「Untitled」 リトグラフ
加納 光於 KANO Mitsuo
「《引潮》―ユークリッドへ」 1991-92 カラーインタリオ
奈良 美智 NARA Yoshitomo
「In the Floating World」より ゼロックスプリント 1999
若林 奮 WAKABAYASHI Isamu
「SEVERAL STRATUMS」シリーズ 1991 銅版
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