川島清は1951年福島県生まれ。1983年に東京藝術大学大学院美術研究科博士課程満期退学。1986-88年には助成を受けて渡米し、P.S.1プロジェクト(ニューヨーク)に参加。1993年にはいわき市立美術館での個展、その後「90年代の日本-13人のアーティストたちの提言」(ローマ市立フォロクローレ美術館、デュッセルドルフ美術館)、「ART-TODAY
2000-3つの回顧から」(セゾン現代美術館)その他に出品。 「空間」と「時間」を鋭く感じさせる独自の世界は日本を代表する彫刻家の一人といえます。また、今年は初めて銅版画にも取り組み、彫刻だけにとどまらず、新たな作品表現の幅を広げています。
川島の彫刻作品は、鉄、鉛、木、銅、ワックス、ガラス、石膏など多岐にわたる素材で、それらが縦横に積み上げられ、構築されて、複雑な時間と記憶が重層されていきます。その時代と現在の流れ、その時にあったものと今あるもの、そして無いもの。物質との取り組み、「見る」ことへの考え。
川島は物質本来の存在について問い続けます。彫刻、そして、芸術が社会にできる役割とは何なのか、改めて考えることの重要性を促す、そんな作品に出会えることでしょう。
本展は昨年に続いて彫刻の新作展となります。今回は一昨年発表した彫刻の大作「水量-蟻の大通り」から発展した横7mの大作を中心に、その他、彫刻4点、さらに木板に描かれたドローイング、手彩銅板等を展示いたします。 |
●展覧会名 川島 清 展 「水量」 Kiyoshi KAWASHIMA New
Works “Water Quantity”
●会期・時間 2005/10/31(月)- 11/26(土) 日曜、祝日休廊 10:30-18:30
●会場 ギャルリー東京ユマニテ
〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
地下鉄銀座線京橋駅⑥番出口から徒歩1分
tel.
03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
●問合せ先 ギャルリー東京ユマニテ
tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306 (e-mail) humanite@js8.so-net.ne.jp
●川島清 略歴
1951 福島県生まれ
1983 東京藝術大学大学院美術研究科博士課程満期退学
1986-88 Asian Cultural Council の助成を受けて渡米
1987 P.S.1プロジェクト(ニューヨーク)
1989、’90 個展 (現代彫刻センター/東京)
1992、’01 個展(フジテレビギャラリー/東京)
1993 個展(いわき市立美術館)
1993 「90年の日本-13人のアーティストたちの提言」(ローマ市立フォロクローレ美術館/イタリア、デュッセルドルフ美術館/ドイツ)
1993 「富山国際現代美術展」富山県立近代美術館
1996 「レクイエム-榎倉康二と33人の作家」(斎藤記念川口現代美術館/埼玉) 2000 「ART-TODAY
2000-3つの回顧から」(セゾン現代美術館/長野)
2003,’04,’05 個展(ギャルリー東京ユマニテ/東京)
|