GALERIE Tokyo Humanité ギャルリー東京ユマニテ

川島清展 「熔水-納屋をとほして」
KAWASHIMA Kiyoshi New works 2003
2003年4月3日(月) - 5月10日(土)
10:30 - 18:30 日曜祝日休廊 *ただし、4月6日(日)のみ開廊

 川島清は1951年福島県生まれ。1983年に東京藝術大学大学院美術研究科博士課程満期退学。1986-88年には助成を受けて渡米し、P.S.1プロジェクト(ニューヨーク)に参加。1993年にはいわき市立美術館での個展、その後「90年代の日本-13人のアーティストたちの提言」(ローマ市立フォロクローレ美術館、デュッセルドルフ美術館)、「ART-TODAY 2000-3つの回顧から」(セゾン現代美術館)その他に出品。「空間」と「時間」を鋭く感じさせる独自の世界は日本を代表する彫刻家の一人といえます。
 川島の作品の素材は、鉄、鉛、木、銅、ワックス、ガラス、石膏と多岐にわたります。積み上げられ、構築された複雑な時間と記憶が重層されています。その時代と現在の流れ、その時にあったものと今あるもの、そして無いもの。物質との取り組み、「見る」ことの考え。
 川島は物質本来の存在について問い続けます。彫刻、そして、芸術が社会にできる役割とは何なのか、改めて考えることの重要性を促す、そんな作品に出会えることでしょう。

 今回はギャルリー東京ユマニテでの初個展となります。作品は3mを超える大作の新作と、小品、ドローイング数点による展示となります。新たな画廊の空間でどのような表情をみせるのか楽しみな展覧会となるでしょう。


「水量-蟻の大通り」 2000/2001-2003
鉄、鉛、木、石膏、テント地、Gボンド、オイル
68x67x291cm
"Quantity of Water- Grand Avenue of an Ant"
steel, lead, wood, plaster, Gadhesive, oil


「水量-屋上のテーブル」 2002-2003
鉄、鉛、木 43x73.5x31cm Photo : 山本糾

お問い合わせは humanite@js8.so-net.ne.jp

「<X-27>不可能の地図」 2001-2003 改作
鉄、鉛、銅、木、樹脂、鑞、シート、ニス

"<X-27>Map of Impossibility"
steel, lead, copper, wood, resin, wax, sheet, varnish

38.2x20.7x6.5cm

 

左:「パティオ-13」 2002-2003
鉄、鉛、銅、石膏、塩ビパイプ、ラバー

"PATIO-13" 12x23.5x44.5cm
iron, lead, copper, plaster, vinyl chloride pipe, rubber

右:「パティオ-12」 2002-2003
鉄、鉛、銅、木、紙、鑞、インク

"PATIO-12" 14x23.5x44.5cm
steel, lead, copper, wood, paper, wax, ink

 

「464」 2001-2003
鉄、石膏、銅、銅線、セメント、インク

"464"
steel, plaster, copper, copper wire, cement, ink

24.5x31x27.5cm

 

「パティオ-10」 2001
鉛、粘土、ガラス

"PATIO-10"
lead, clay, glass

16.5x40x16.8cm

展覧会名 川島清展 「熔水-納屋をとほして」
KAWASHIMA Kiyoshi New works 2003
会  期 2003/ 4/ 3 (木) - 5/ 10(土) 日曜、祝日休廊 10:30- 18:30
会  場 ギャルリー東京ユマニテ
      〒104-0031 東京都中央区京橋3-2-18 第一会館ビル1F
       tel. 03-5255-3210 fax. 03-5255-0221   
       ( 地下鉄銀座線京橋駅下車3番出口より徒歩3分 )

問い合わせ先
ギャルリー東京ユマニテ 金成(かなり)
tel. 03-5255-3210 fax. 03-5255-0221

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