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[ 1F ]  展覧会 :: EXHIBITIONS

飯嶋桃代展 IIJIMA Momoyo
「Recovery room―ましましいねつるかも」
2021.2.8(月)‐2.27(土)
日曜祝日休廊 10:30-18:30

ギャルリー東京ユマニテは2年ぶりとなる飯嶋桃代の新作展を開催いたします。飯嶋は1982年神奈川県生まれ。2011年女子美術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了(博士(芸術)取得)。galleryαM(東京/2014、北澤憲昭氏キューレーション)、「第9回shiseido art egg」(資生堂ギャラリー、東京/2015)での個展、「新進芸術家選抜展 FAUSS 2016」(O美術館、東京/2016)など精力的に発表。古着やボタン、食器、鏡などの日用品を用いて、白いパラフィンワックス(蝋)に封じこめたり、展示空間を覆いつくす大掛かりなインスタレーションで社会と個人、家などとの関係性を現実と虚構、相反する美しい空間と共に作り上げてきました。

飯嶋は近年、疾患と治癒をテーマに、前回(2019年)の個展では説話「因幡の白兎」を元に、その過程を通過儀礼という非日常の体験をトランスフォーム(変化)することと捉え、映像や立体作品で発表しました。

今回の展覧会タイトルの副題「ましましいねつるかも」は伊予国風土記逸文からの引用で、古代の薬や温泉の神スクナヒコナが瀕死の状態で道後温泉に浸かり、回復時に「しばらくの間寝ていたかのようだ」と発したといいます。病を眠りや臨死体験のように捉え、目が覚めた時には全て白昼夢だったかのように次のステージへと進んでいく。今回の展示会場は病を回復していく空間として「Recovery room」と付けられました。脳痙攣(のうけいれん)患者の脳波を楽譜に起こした音楽(作曲家・ピアニスト久保田翠との協働)や、日本最古の薬とされる蒲黄(ほおう)と振り子を使った物理現象を取り入れた作品、木蝋(もくろう)と木材で作られた人体一部の彫刻などで構成され、病とそれを治癒する二つの力の微妙なバランスや兆候など、ささやかな変化を視覚と聴覚の両面から感じられるインスタレーションとなります。常に新たな視点で考察された美しくも儚く、力強い世界を見せてくれる飯嶋。今回もお見逃しなく是非ご高覧下さい。

 

〈作家コメント〉

病と治癒の微妙な関係性を彫刻や音楽、または振り子の振幅などの物理現象を用いたインスタレーションを展開する。

本展は「ましましいねつるかも」という伊予国風土記の一文から制作を開始した。これは古代の神スクナヒコナが瀕死の状態におちいった際、湯に浸かり回復した時に喜びのあまり発した言葉とされている。

病は何人にも避けられない通過儀礼である。私も回復の際にはこのように目覚めたい。

―― あぁ、しばらくのあいだ眠っていたかのようだな ――

 

>> 飯嶋桃代 略歴

>> オンラインショップ

 

〈以前の展覧会〉

飯嶋桃代展 IIJIMA Momoyo
〈疾患〉と〈治癒〉―通過儀礼としてのイナバノシロウサギ説話

2019.6.1(土)‐6.15(土)

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

 

IIJIMA Momoyo Recovery room - Mashimashi inetsuru kamo -
February 8 - 27, 2021
Closed on Sunday and Holiday
10:30am - 6:30pm

Galerie Tokyo Humanité is pleased to announce IIJIMA Momoyo's solo exhibition entitled Recovery room - Mashimashi inetsuru kamo -. "Mashimashi inetsuru kamo" is a passage quoted from Iyonokuni Fudoki Itsubun, records of the culture and geography of Ina Province (present day Ehime Prefecture, Japan) written in the 8th century. It is said that Sukunahiko, the god of medicine and hot spring in Japanese mythology, said these words when he recovered from a severe illness after soaking in Dogo Hot Spring, meaning "it feels like I was asleep for a while". Iijima named her new installation art "Recovery room" and presents a subtle relationship between illness and recovery using music composed based on brain waves of a brain convulsion patient, a physical phenomenon of a pendulum, and sculptures made of Japan wax and wood.

Iijima (b. 1982) studied sculpture in Joshibi University of Art and Design in Tokyo and received her PhD in art in 2011. Her recent exhibition history includes solo exhibitions in gallery αM (2014, Tokyo), Shiseido Gallery (2015, Tokyo), and group exhibition FINE ART / UNIVERSITY SELECTIONxSELECTION (2016, O Art Museum, Tokyo).

飯嶋桃代 IIJIMA Momoyo
作品部分 Detail
蒲黄、蛾、ガット弦、ステンレス板

作品部分 Detail
蒲黄、蛾、ガット弦、ステンレス板

 

会場記録動画

会場記録動画
楽譜制作・演奏:久保田翠
録音・音響設営:中村益久
動画制作:日景明夫

 

会場風景 / Installation view 01

会場風景 / Installation view 02

会場風景 / Installation view 03

会場風景 / Installation view 04

会場風景 / Installation view 05

会場風景 / Installation views
撮影:加藤健
Photo: KATO Ken

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