〈作家コメント〉
《ごみなのか 芸術なのか? 憑きものなのか 表現なのか?》
上のほうより落ちるものを受け
これをわたしを混じえず転写する
絵をかくという行為はわたしにとって
その作業の反復です
わたしが念写の能力を持つのならばこれは一瞬なのですが
それをもたぬので古典的方法でもってこれを写します
わたしはこの落ちるものにとってはたいへん隷属的な存在である
というのがいちおうの定義なのですが
俗世間の煩悩とでもよぶべき
かずかずの誘惑についこの目/時にこころ奪われてしまう
迷い多き浮世の身としては
わたしの分身をつくりこれに従事させるのと
これらの欲望に勝ちうる方法を見つけるのとどちらがより現実的且つ効率的か
などということを天に問うて日々を塗りつぶしています
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真道 あすか SHINDO Asuka
1985 |
東京都世田谷区生まれ
Born in Tokyo, Japan |
2008 |
多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻卒業
Graduated from Tama Art University, Tokyo |
2011 |
多摩美術大学大学院美術研究科博士前期程油画専攻修了
Received Master's Degree in Oil Painting from Tama Art University |
[個展] |
2010 |
「重症のそらみみ」 COEXIST&Ouchi gallery NY、東京 |
2013 |
「困難と享楽、このせかいの果て」 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 |
2014 |
「わたしをめぐる逡巡、他人の肖像」 ギャラリーCREA、東京 |
2016 |
「この身に纏う妖気を手に入れる」 ギャルリー東京ユマニテbis |
2018 |
「かつてとても愛された 小さな生きものの図」 ギャルリー東京ユマニテbis |
2020 |
「こんこんんとねむる」 ギャルリー東京ユマニテbis |
[グループ展] |
2007 |
「小山怜理・真道あすか二人展」 UPSTEARS GALLERY、東京 |
2008 |
「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」 国立新美術館、東京
「多摩美術大学版画専攻卒業制作展」 銀座東和ギャラリー、東京 |
2009 |
「小山怜理・真道あすか二人展」 プラフ18番館(山手西洋館)、神奈川 |
2010 |
「Other Painting II: 3rd Annual Emerging Artists from Japan」
Williamsburg Art & Historical Center, NY, USA |
2011 |
「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」 国立新美術館 |
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「すずやかな山に籠り、あたたかな海に沈む」
2020
アクリル、キャンバス
45.5×65.2cm
「何にも成さない、何にも達さない」
2020
アクリル、キャンバス
50.5×145.5cm
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