時松はるなは1984年千葉市生まれ。多摩美術大学在学中に当画廊の若手作家を紹介する「humanité
lab」 企画で初個展を開催。硬質なシャープペンシルで描かれたしなやかな線で、どこか可笑しく、どこか楽しい作品は好評を得、その後東京オペラシティアートギャラリーでの所蔵品展、KIAF韓国アートフェアなどに出品。さらに「GEISAI
10」では審査員特別賞(サミュエル・クン賞)を受賞するなど、大学在学中から注目を集めました。 また、近年は韓国やシンガポールでのグループショウでの発表、演劇や能楽堂のパンフレットのイラスト制作など活躍の場も広がっています。
画面いっぱいに広がる、何やら楽しそうな若者たち。ある時は舞台袖で出を待つ俳優だったり、ある時は男子を追い掛ける女子だったり。また、沢山の群衆の中にいても何故か満たされない孤独感に悩む大切な仲間がいたり。日常的に繰り広げられるほのぼの、ドキドキとした人々の感情の一場面。自分自身と向き合いながら淡々と過ごす私たちの内面を代弁するかのように時松は何気ない瞬間を切り取り、全くの下絵なしに使い慣れたシャープペンシルや水彩、色鉛筆で軽やかに表現して見せてくれます。今回の新作展は4月に大阪福住画廊で開催した展示の巡回展となります。展覧会タイトルはずばり「きみの顔が好きだ」。ミュージシャン斉藤和義の同曲にインスパイアされた作品は、時松が関わる全ての人への素直な思いがストレートに表現されています。
4年ぶりの新作展となる本展は紙に描かれた作品約25点の展示となります。時松のどこまでも自由で楽しい作品たち。この機会をお見逃しなく是非ご高覧下さい。
<作家コメント>
君の顔が好きだ 君の髪が好きだ 性格なんてものは僕の頭で 勝手に作りあげりゃいい
君の肩が好きだ 君の指が好きだ 形あるものを僕は信じる
(『君の顔が好きだ』 作詞:斉藤和義 より)
>> 時松はるな 略歴
<以前の展覧会>
時松はるな 「ライツ、カメラ、アクション!」
TOKIMATSU Haruna "Lights, Camera, Action!"
2011.2.28(月)‐3.12(土)
新世代への視点2008 時松はるな展
TOKIMATSU Haruna
2008.7.28(月)‐8.9(土)
humanite lab vol.11
時松はるな展 「なんか(すごく) 楽しい」
2006.5.8(月)‐5.13(土)
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