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展覧会 :: EXHIBITIONS

 

「版画技法入門講座 リトグラフを作ろう」発刊記念
佐竹邦子版画展 ‐風のかたち‐ SATAKE Kuniko -The Wind Molecules-
2013.4.15(月)‐4.27(土) 日曜日休廊 10:30-18:30

佐竹邦子は1970年神奈川県生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科版画修了後、現在は同大学美術学部版画コースの准教授を務めています。
佐竹は木によるリトグラフで制作されたユニークでスピード感溢れる作品を国内外の展覧会で発表し、多くの版画賞を受賞。また、美術館などでのワークショップを行うなど多方面で活躍し、若手版画家の中でも最も注目される作家の一人です。

佐竹が手掛ける<木によるリトグラフ>は当初、版画家小作清史氏が多摩美術大学を中心に紹介されましたが、現在では国内さらに海外へとその広がりを見せています。
そのような中、今春4月には阿部出版からリトグラフの本格的技法書『リトグラフを作ろう』が刊行されます。この技法書には企画編集から佐竹も関わり、佐竹の作品も紹介されています。

本展は技法書刊行記念として、本書の紹介と併せて佐竹の1.5mもの大作を中心に10数点新作を発表いたします。
版画による新作展ではギャルリー東京ユマニテで久しぶりの発表となります。この機会をお見逃しなく是非ご高覧下さい。

 

>> 佐竹邦子 略歴

 

<作家コメント>

油彩を描く様に色を重ねて、リトグラフの持ち味である絵画表現を構築していくために、版木にコラージュし、描き、それを刷ってはまた削って刷って・・・その繰り返し。
絵画なのに「描く」のではなく、繰り返される行程を、版画では「作る」と言います。この「作る行為」が、私にとって表現への確かな手応えとなるのです。
テーマは、「目に見えないもの」=「風の分子」として私の感じるオリジナルの「風のかたち」です。「風が起こる」あるいは「風起こし」というかたちでも表現される風は、五感によってその存在を人に伝え、また心情にも深く関わります。
そのものは存在せず、個として見えることは叶いませんが、「風の分子」は活力の原動力であり、いわば第一歩のエネルギー。色や形を版に刻みこみ、私は「風のかたち」を作ります。

 

<リトグラフ技法書詳細>

「版画技法入門講座 『リトグラフを作ろう』」

雑誌『版画芸術』 第144号~151号まで連載した「版画技法講座 木版リトグラフ」に追加連載分を編集。参考作品図版として小作青史、佐竹邦子各氏の作品を掲載。
A4判変形 ソフトカバー 全84頁オールカラー
2013年4月阿部出版より刊行予定 定価:¥2,100(予定)

 

<以前の展覧会情報>

2010 佐竹邦子展 「風の化石」 SATAKE Kuniko "The fossilized winds"
2005 佐竹邦子展 Satake Kuniko - Field of the Air Elements -
2002 佐竹邦子版画展

 

<展覧会概要>

「版画技法入門講座 リトグラフを作ろう」発刊記念
佐竹邦子版画展 ‐風のかたち‐ SATAKE Kuniko -The Wind Molecules-
2013.4.15(月)‐4.27(土) 日曜日休廊 10:30-18:30

佐竹邦子 「Winds Work - 54」 2013 木によるリトグラフ ed. 10 90×65cm
「Winds Work - 54」 2013
木によるリトグラフ / Lithograph by wood
ed. 10 90×65cm

佐竹邦子 「Winds Work - 51」 2011 木によるリトグラフ ed. 5 90×65cm
「Winds Work - 51」 2011
木によるリトグラフ / Lithograph by wood
ed. 5 90×65cm

佐竹邦子 「Winds Work - 52」 2011 木によるリトグラフ ed. 3 140×85cm
「Winds Work - 52」 2011
木によるリトグラフ / Lithograph by wood
ed. 3 140×85cm

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