GALERIE Tokyo Humanité ギャルリー東京ユマニテ

佐竹 邦子 展
Satake Kuniko - Field of the Air Elements -
2005年5月9日(月)-5月21日(土)
10:30 - 18:30

 佐竹邦子は1970年神奈川県生まれ。多摩美術大学で油絵、版画を学び、その後、数多くの個展、グループ展で発表を続けています。主な受賞は現代日本美術展富山県立近代美術館賞(’00)、トーキョーワンダーウォール賞(’03)、高知国際版画トリエンナーレ特別賞(’05)などで、その他、海外での作品発表、美術館などでのワークショップを行うなど多方面で活躍し、若手版画家の中でも最も注目される作家の一人です。
佐竹の制作する版画作品はベニヤ板を用いた木版リトグラフと呼ばれるもので、木目の持つ自然で温かみのあるマチエール、またラワンベニヤの荒さを生かした力強い作品です。
今回は’02年に続いて2回目の個展となります。100号(162x130cm)の大作5~6点を中心に、小品数点を加えた発表となります。

作家からのコメント
 私のテーマである「風」は、単に物理的に吹抜けるものではありません。風そのものが存在する原理として、実は生態系にも似た分子レベルの活動を意味するもので、五感を刺激するミクロコスモスであるという勝手な解釈により、私の想像する、個々の肖像たる「風のかたち」を版に写し出していきます。「風の分子」たちが、生命のエネルギーを持ち動き回る様は、あくまでも画一的ではなく、何か起こりうる原動力の源を垣間見るようでもあり、そのような目に見えない世界観を人間の等身大として直面することで、直向きな活力の根源を改めて感じさせられるのです。

展覧会名 佐竹邦子展 SATAKE Kuniko - Field of the Air Elements -
会   期 2005年5月9日(月)-5月21日(土) *日曜日休廊 10:30-18:30

会  場 ギャルリー東京ユマニテ
      〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
      tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
      ※地下鉄銀座線京橋駅下車⑥番出口から徒歩1分

問い合わせ先
     ギャルリー東京ユマニテ 担当:金成(かなり)
     tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
     (e-mail) humanite@js8.so-net.ne.jp

※画像の用意がございます。必要な際はご連絡下さい。

● 佐竹邦子(さたけくにこ)略歴

1970 神奈川県に生まれる。
1997 多摩美術大学大学院美術研究科版画 修了

■主な個展
2001, ‘03 都画廊(大阪)
2001    Zainul Gallery(バングラデッシュ ダッカ)
2002    ギャルリー東京ユマニテ(東京) 平安画廊(京都市) 
2004    トーキョーワンダーウォール2003受賞個展(東京都庁空中歩廊南側)

■主なグループ展
2001 1st Yang Artists Exhibition of JAPAN-BANGLADESH (Zainul Gallery・バングラデッシュ)
2002 シルパーコン大学・多摩美術大学 版画交流展(シルパーコン大学ギャラリー・タイ )
    JAPAN KOREA 2002 Exhibition (O美術館・大崎)                     
2004 トーキョーワンダーウォールの作家達展(東京現代美術館)
    木を使ったリトグラフ展-版の原点へ-
     (ポーランド展:シェンキェヴィッチ文学博物館/ポズナニ。日本広報文化センター/ワルシャワ)

■主な受賞
1999 国際ミニプリントビエンナーレin cluj /佳作(ルーマニア ナショナルアートミュージアム)
2000 第68回版画協会展 /日本版画協会賞・準会員推挙 (東京都美術館)
    第29回現代日本美術展 /富山県立近代美術館賞 (東京都美術館)
    第36回神奈川県美術展 /近代美術館賞 (横浜 神奈川県民ホール)
2001 第2回 福光棟方記念版画大賞展 / 奨励賞(福光美術館・富山県 )
2003 第一回日本アートアカデミー賞 入賞
    トーキョーワンダーウォール都庁2003 /トーキョーワンダーウォール賞
    国際ミニプリントビエンナーレin cluj /佳作(ルーマニア ナショナルアートミュージアム)
2004 ふくみつ棟方記念版画大賞展/ 棟方記念大賞(福光美術館・富山県)

関連情報 2002.7

お問い合わせは humanite@js8.so-net.ne.jp

風というのはすごく観念的なものであったり体感的なものであって 、しかも触覚的であると思います。空気の流れを感じて、それを風だと認識するのは普通のとらえ方だと思うんですよ。 > > > 続き

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