NODA Hiroji  WORK 1737
NODA Hiroji WORK 1737 2010 acrylic on canvas 162.1×112.1cm

 

野田裕示(のだ・ひろじ)は1952年和歌山県生まれ。1976年、多摩美術大学油画科卒業後、まもなく、当時現代美術の先駆的画廊であった南画廊(東京)の志水楠男氏に見出され、初めての個展を行い、早くからその実験的でダイナミックな作品は注目を集めました。
野田は、一貫して支持体と絵画の関係に取り組んだ作品を制作。国内外の美術館、画廊での発表を精力的に行ない、2001年には芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど、その評価は着実に高まっています。
また、近年は石彫の岡本敦生氏とのコラボレーションで石の彫刻にアクリル絵の具によるペイントを施した作品を愛知県美術館等で発表。2005年の「現代日本彫刻展」では毎日新聞社賞を受賞するなど、立体と平面による新しい展開も見せています。
2010年秋にはJean Art Gallery において、ソウルで初めての個展を開催。また2011年夏には国立新美術館での大規模な個展が予定され、今後ますます注目される作家の一人です。

近年の個展では、人体のような白いフォルムが浮かび上がり、シンプルで躍動的な作品を見せてきました。それは、野田が以前より追い求めてきた「かたち」のもつ有機的な面白さを前面にした作品で、二次元の平面を飛び越え、その生々しいかたちが、見る者に迫りくる三次元の立体のとなって現れてきました。
今回の新作展は、前回の作品から変わって、以前から取り組んできた動植物や人体を思わせるフォルムのモチーフを、野田独特の色彩で描かれたダイナミックで楽しい作品です。100号の大作を約10点、その他、紙に描かれたドローイング作品も発表いたします。常に意欲的に新たな作品に取り組む野田裕示の新作をお見逃しなく是非ご高覧下さい。

 

 

NODA Hiroji  WORK 1741
NODA Hiroji
WORK 1741
acrylic on canvas
162.1×112.1cm

NODA Hiroji  WORK 1745
NODA Hiroji
WORK 1745
acrylic on canvas
162.1×112.1cm

 

<以前の展覧会情報>

2009 野田裕示 -不在の記号-
2008 野田裕示-不在のかたち-

 

<展覧会概要>

野田裕示 -収穫の試み- NODA Hiroji New Works
2011. 1/11 (火)‐1/29 (土) 日曜日休廊 10:30-18:30
展示内容 100号の新作ペインティング10点の他、紙作品数点

 

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