黒田克正は1945年滋賀県生まれ。1969年武蔵野美術大学卒業、1972年東京藝術大学大学院修了。1988年「日本国際美術展」大賞受賞、以降「アートエキサイティング
'89 日豪交換現代日本美術展」、「安井賞展」、「大阪絵画トリエンナーレ」など国内外で作品を発表。近年も東京、京都で個展を開催するなど精力的に活動しています。ニューヨークのグラフティアートに影響を受け、油彩にとどまらず、様々な素材を駆使したパワフルで即興的なペインティングが特徴です。
また、音楽家・長谷川きよし、三宅榛名、女優・吉行和子、舞踏家・大野一雄等の舞台美術を手がけるなど、美術の垣根を越えて幅広く活躍。さらに2001年には真如堂(京都)元管主、画家の齋藤真成氏と、2006年には陶芸家・清水六兵衛氏とそれぞれコラボレーション展を開催。世代を超え互いの世界がぶつかり合う作品は好評を博しました。
黒田の絵画は、日々積み重ねている「描く行為」の集積を原点に、無数の線描と色相が複雑に交錯する画面によって構築されています。勢いのある線描がより際立つ今回の作品は、50号の大作を中心に新作17点が出品されます。ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。
>> 黒田克正 略歴
〈前回の展覧会〉
黒田克正展 KURODA Katsumasa
―キャバレー・ヴォルテールは開いているか Part II―
2022.12.8(木)‐12.28(水)
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