ギャルリー東京ユマニテでは3回目となる町谷武士(まちや・たけし)の展覧会を開催いたします。町谷は1993年大阪芸術大学美術学科絵画コースを卒業。大阪を中心に精力的に発表を続け、近年では韓国、台湾などでの展覧会やアートフェアでも評価を高めています。
足がロケットになった人やトゲに覆われた人、飛行機と一体になった人など、印象的なフォルムの人々が登場する町谷の作品。子どもの頃、漫画や映画に登場する船やロケットに心躍らせた記憶、好きだったラジカセやレコードプレーヤーの思い出などが作品のモチーフの一つとなり、どこか素朴で懐かしい世界が作りだされます。プリミティブカルチャーの影響も感じさせる作品は、複雑な現代社会では失われつつあるものへの敬意を感じさせるとともに、有史以前から人は手でものを作る喜びを知っていたのではと思わせてくれます。
今展では、町谷が様々な場所で集めた木を使った立体作品の他、当画廊では初めての発表となる平面作品を含む約30点を展示いたします。この機会をお見逃しなく、ぜひご高覧いただきますようお願いいたします。
〈作家コメント〉
パンデミック、戦争、まだまだ不安な日々が続いている世界ですが、私達はようやく人の顔をとり戻せたように感じます。
私は顔というもの、人というものをもっと知りたい、そして表現していきたいと考えています。
>> 町谷武士 略歴
〈前回の展覧会〉
町谷武士展 MACHIYA Takeshi pop day
2020.3.2(月)‐3.14(土)
|