安井寿磨子は大阪生まれ。1982年大阪芸術大学美術学科卒業後、銅版画を数多く制作し、関西を中心に定期的に個展やグループ展で発表を続けています。
安井の銅版画は繊細なエッチングに、色彩は全て一枚ごとにパステルで彩色された作品で童画のようなやさしい画面が特徴です。その幻想的で温かみのある作品は村上龍、池上永一、瀬戸内寂聴などの本にも使われ、また新聞の挿絵や本の装画にも多く使われています。さらに近年は絵本の執筆なども行い、多方面で活躍し多くのファンを魅了しています。
本展は当画廊にて3年半ぶりの新作展となります。お馴染みの色彩豊かな銅版画のほかに、ドローイング、オブジェなど約20点の展示となります。また、最新刊となる自伝『ほじょりん工場のすまこちゃん』(福音館書店刊)が2月刊行予定となり、併せてご紹介いたします。この機会をお見逃しなく、是非ご高覧下さい。
安井寿磨子 略歴
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出品リスト(版画)
出品リスト(オブジェ)
〈前回の展覧会〉
安井寿磨子展 YASUI Sumaco
2018.8.27(月)‐9.8(土)
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「雄蕊雌蕊」
2020
銅版画、手彩色
Etching, aquatint, pastel
53.5×36.0cm
ed. 30
「仲良し」
2022
木に彩色銅版画、銅板
Etching, aquatint, pastel on wood/copper sheet
12.0×6.0×6.0cm
『ほじょりん工場のすまこちゃん』
安井寿磨子著
福音館書店
2022年2月刊行予定
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