〈作家コメント〉
人はありのままの自分を生きているつもりでいるけれど、実際は理想の自分を無意識に演じているだけなのではないかと感じています。特に現代社会では、無数の情報に流され、そこで目にした意見を自分自身の本心であると信じこみ、みな本当の自分を見失っているように見えます。以上のことをシェイクスピアの「人生は演劇である」という言葉に擬え、演劇の一幕のような作品を制作しています。また作中には、日常生活の中で感じる社会への矛盾等を戯曲の一幕や文学作品の登場人物に置き換えたモチーフを織り交ぜています。
西村 藍 NISHIMURA Ai
1988 |
神奈川県生まれ |
2011 |
桜美林大学リベラルアーツ学群卒業 |
2017 |
武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業 |
2018 |
第28期公益財団法人佐藤国際文化育英財団奨学生 |
2019 |
武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了 |
[個展] |
2019 |
「西村藍展 ―深潭より―」 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 |
2020 |
「西村藍展 - monodrama -」 ギャルリー東京ユマニテbis、東京
「耀画廊若手作家シリーズ vol.16 西村藍個展 -saintism-」 東京九段耀画廊、東京 |
[主なグループ展] |
2014 |
「第50回神奈川県美術展」 神奈川県民ホールギャラリー、神奈川 |
2017 |
「平成28年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展」 武蔵野美術大学、東京
「第40回東京五美術大学連合卒業・修了制作展」 国立新美術館、東京
「ここを先途と―武蔵野美術大学日本画学科有志選抜展」 コートギャラリー国立、東京
「第53回神奈川県美術展」 神奈川県民ホールギャラリー |
2019 |
「平成30年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展」 武蔵野美術大学 |
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「視線」
2021
高知麻紙、岩絵具、金箔
130.0×162.0cm
「虹」
2021
高知麻紙、岩絵具、銀箔
27.0×16.0cm
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