それから二度、当画廊で作品を晒したものの同じ不満は拭えず、最後はそのコントロール能力の不足に"COM-PROVISATION"の文字列(「構成」と「即興」の合成語)を充てて開き直ったものだが、その不遜がこのたび――個展としては37年ぶりとなる――も踏襲される。
1961年、大阪府大阪市生まれ
[学歴および職歴]
東京造形大学美術学部Ⅰ類(絵画)中退
東京藝術大学美術学部芸術学科(西洋美術史)卒業
東京藝術大学大学院美術研究科博士課程(芸術学)満期退学
美術史について佐々木英也に師事し、美術批評について藤枝晃雄に私淑
代々木ゼミナール講師、東北芸術工科大学助教授を経て、
現在、立命館大学文学部国際文化学域(文化芸術専攻)教授
[美術作品の制作、批評、研究に関連する主要経歴] |
1982 |
「ONE DAY EXHIBIION」 東京藝術大学絵画演習室、東京 |
1983 |
「4人展」 東京藝術大学大学会館展示室、東京
個展 村松画廊、東京 |
1984 |
個展 真和画廊、東京 |
1986 |
制作を中断(~2014) |
1988 |
批評活動を開始 |
2006 |
評論集『モダニストの物言い ─現代美術をめぐる確信と抵抗 一九九〇-二〇〇五』(美学出版) |
2007 |
研究休暇を利用して渡米し、ロチェスター大学(NY州、USA)訪問研究者 |
2015 |
制作を再開
「日米美術交流展『絵画 ─継続する実践』」 金沢市民芸術村、石川 |
2016 |
研究休暇を利用して石川県金沢市に滞在し、「金沢湯涌創作の森」と「金沢市民芸術村」で版画制作や芸術活動支援 |
2018 |
「上田高弘/右澤康之展」 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 |
2019 |
「上田高弘/右澤康之展」 ギャルリー東京ユマニテbis、東京
上田高弘編『酒匂譲の絵画』(美学出版) |
[美術以外(音楽や文学)にかかわる近年の研究関心]
モーツァルト論
吉田健一論
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