「イメージは生きるためのものか」 2016 Animation / Installation
05'02'
<プロフィール>
1984年宮城県生まれ、2005年~2009年3月までアニメーション制作会社にてアニメーターとしてテレビアニメーションの動画、原画マンとして勤務。
一方で、アニメーター専門学校時代に衝動的に始めたインクによるデカルコマニー制作を続ける。
自らが衝動的に始めたアート行為について深く研究する必要性を感じ、アニメーション制作会社を退社、2009年4月より多摩美術大学造形表現学部デザイン学科入学、
2011年4月多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コースに転学し、インクの染みを使ったアニメーション作品を作り始める。2013年3月同大学を卒業。
以後も作品の制作を続ける。
2013年12月初の個展『普遍的無意識の中に鳥がいる』をギャルリー東京ユマニテ
bisにて開催。2014年7月グループ展「ABSTRACT in HARAJUKU」に参加。本展は2度目の個展開催となります。
<展示内容>
本展覧会では、120インチの巨大スクリーンにアニメーションを投影する映像インスタレーションを行います。
2011年より一貫して、デカルコマニーによるインクのシミが浮かび上がりイメージが表出して変化していく様をアニメーションとして表現しており、今回も同様の手法で制作しております。
本作品は、人間がイメージを生み出すことの意味について描いております。
人間がなぜイメージを産み出せるのか、その意味とは、私がそうであった様に、「生きるため」なのではないかと考えます。
しかし、近年の人間は自らを滅ぼしかねない産物をイメージの果てに産み出しております。人類の持つ素晴らしいこの「イメージする」という能力は、人間が生きるために勝ち取った能力だということが忘れ去られていないかということを問いかける作品となっております。
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