「キヲクノトリ ver. 2」
アニメーション(5分)、インスタレーション
素材:Final Cut、スクリーン(和紙に油をしみこませたもの) 237×148cm
人は無意識のうちに無秩序の形態(染みなど)から、秩序的な形態を見出そうとする。そこに見出された形は、人間の中に眠っている記憶そのものであろう。
この作品ではデカルコマニーという手法で作ったインクのシミが浮かび上がり、イメージが表出して変化してゆく様をアニメーションとして表現した。この、美しくも奇妙な色彩、形、生命に、人の表現の根源的なものを探っていきたいと思う。
<展示内容>
アニメーション作品1点、オブジェ1点、インクブロット数点
大沼 彩子 OHNUMA Ayako
1984年宮城県生まれ。専門学校を卒業後、アニメーターとして4年間テレビアニメーション制作に携わる。2009年4月多摩美術大学造形表現学部デザイン学科入学、2011年4月多摩美術大学美術学部情報デザイン学科、
メディア芸術コースに転学し、インクの染みを使った作品を作り始める。 2013年4月、同大学を卒業。
[展覧会]
2013年 「MEDIA FREE」展 (多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース有志卒業展)
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