ギャルリー東京ユマニテが紹介する実験的な展覧会「humanité lab」。今回は大堀能文(おおほり・よしふみ)を紹介いたします。大堀は1959年愛媛県生まれ。ポジフィルムを用いた紫外線感光樹脂版(photopolymer plate)による版画―ソーラープレート・エッチングの作品を発表します。是非ご高覧下さい。
<作家コメント> 作品を考える上でときどき思いかえす文章があります。それらは美術評論の類ではなく、もっと身近な詩のような、好きな文章といったものなのですが、中でも特に印象深いもののひとつに、岡倉天心の「The Book of Tea」(茶の本)の中のつぎの一文があります。 “Let us dream of
evanescence, and linger in the beautiful foolishness of things.” 〈the beautiful foolishness of things〉を僕なりに言いかえると、それは、この〈ありふれた日常の地平における、“詩の状態”にあるもの〉ということになります。そういったことの夢想に耽ることが僕たちの営みであり、そこで感受されたものの記憶術として作品があるのだと考えます。作品がそういった日常の地平のもう一方の斜面からの眺めになればと思います。
その他の作品は下記でご覧いただけます
<展示内容> 版画作品(Solarplate-Etching) 約25点
<展覧会概要> humanité
lab vol. 36 大堀能文展 OHHORI Yoshifumi 《poésie graphique》 |
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