NODA Hiroji  WORK 1737
「第2戦 G5-10Y」 銅版画 8.7×6.7cm

 

ギャルリー東京ユマニテが若手作家を紹介する実験的な展覧会「humanité lab」。今回は「ながさわたかひろ」を紹介いたします。

ながさわは1972年山形県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コースを修了。卓越した技術による肖像画の作品で昨年は「第13回岡本太郎現代芸術賞展特別賞」を受賞するなどユニークな活動が注目を集めています。本展は、ヤクルトファンであるながさわが昨年の全144試合をカードサイズの銅版画で制作した作品を展示いたします。短い会期ではありますが、この機会をお見逃しなく是非ご高覧下さい。

 

NODA Hiroji  WORK 1741
<参考作品> 「照美に褒められたくて」


会場風景

 

<作家コメント>

この度、プロ野球2010 年シーズンを「東京ヤクルトスワローズ」の視点で描き綴る銅版画作品『プロ野球カード』を発表します。
昨年、第13 回岡本太郎現代芸術賞にて〈特別賞〉を受賞した「プロ野球画報」をより発展的に継承、展開した作品です。
今回自らに課したのは、好きなチームを離れ、新天地に移り、また一からそのアイデンティティを確立すること。それは、トレードまたは戦力外によるトライアウトを得て再び奮起するプロ野球選手の生きざまを追体験するドキュメントであると共に、何かに集中して取り組むことにより生まれる「美しさ」を実践的に証明しようとする試みです。「プロ野球画報」が東北楽天前監督の野村克也氏へ向けた愛、いわば「ノムさんに褒められたくて」として結実したものであったのに対し、『プロ野球カード』では、より広義な《チーム愛》へ向け、ヤクルト球団、そしてファンとの「契り」を目指します。

 

<展示内容>

  1. 銅版画144作品。対戦カード(2戦、もしくは3戦)ごとにパネル張り、横軸に会場を一周します。
    (パネルサイズ:19.0×33.3cm、19.0×27.3cm)
  2. 銅板(原版)144 枚

 

<関連情報>

ながさわたかひろ 高田隆平(unit.maker)  橋本悠希 『瞬間から永遠まで』
会期: 2/12(土)‐3/19(土)
eitoeiko (東京・神楽坂)

 

<展覧会概要>

humanité lab vol. 35 ながさわたかひろ展 「告白/ヤクルト愛」
2011. 2/14(月)‐2/19(土) 会期中無休 10:30-18:30

 

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