GALERIE Tokyo Humanité ギャルリー東京ユマニテ

humanité lab vol.3
中田ナオト展 -魔法使い-
2005年5月9日(月)-5月21日(土)
10:30 - 18:30

 ギャルリー東京ユマニテでは、昨年夏、現在のスペースに移転したのを機会に、よりたくさんの若いアーティストに作品発表をして頂くことを目的として新たに「humanité lab」の企画を開始しました。昨年秋には北村奈津子展(多摩美術大学3年在学)を開催し、好評を頂きました。
今年は本格的にこの企画を展開するにあたり、12月までに5人の展覧会を開催します。今年この企画で発表するのは、殆どが学部生、大学院生などで、外部での個展が初めての方々です。作品の完成度はまだまだかもしれませんが、これからの活躍が充分期待できる若きアーティストたちです。今回はこの企画の第3回目として中田ナオトを紹介いたします。

中田ナオト(なかだなおと)は1973年愛知県生まれ。2000年多摩美術大学大学院修士課程を修了しました。作品は陶を用いた立体作品やインスタレーションで、今回の展示は立体の大作と、写真の発表になります。

作家からのコメント
 現在という動く視点を基準に、自己の曖昧な記憶をたどり未来を見据える行為の連続と、現実と非現実のはざまで一見ちぐはぐに思えるものを足したり引いたりしながら、明確に対比させていくことは、それぞれの願いや迷い、思いを(ほとんどの場合視覚像として捉え)交差して具現化していくことで、感覚の揺さぶりを繰り返し行い、自己を模索・確認しているのではないでしょうか。
私は、日常生活と密接に関わりをもつやきものを主に用いて、思い込みやあたりまえのことを再認識し、共通する普遍性の提示・解釈を試みます。やきものという素材を主に用いてそれらをあらわしていくことは、自己の目論みと人の手を離れた自然の程よい関係の中で、極めて素直に、且つエロチックでロマンチックに思いをかたちにすることができること、そして時には冷酷に、又、2つとない表情を多く作り出し見せることが可能なのです。

展覧会名 humanite lab vol.3 中田ナオト展 ―魔法使い―
会   期 2005年5月9日(月)-5月21日(土) *日曜日休廊 10:30-18:30

会  場 ギャルリー東京ユマニテ
      〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
      tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
      ※地下鉄銀座線京橋駅下車⑥番出口から徒歩1分

問い合わせ先
     ギャルリー東京ユマニテ 担当:金成(かなり)
     tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
     (e-mail) humanite@js8.so-net.ne.jp

※画像の用意がございます。必要な際はご連絡下さい。


一人


● 中田ナオト略歴

1973 愛知県生まれ
1998 名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒業
2000 多摩美術大学大学院修士課程美術研究科修了

個展
2000, ‘01 (フタバ画廊/銀座 東京)
2003    (目白オープンギャラリー/目白 東京)

グループ展
2002 CONTACT 日韓若手陶芸作家交流展  (滋賀県立近代美術館、信楽伝統産業会館/滋賀)
2003 CONTACT act 2日韓若手陶芸作家交流展  (滋賀県立近代美術館ギャラリー/滋賀)  
    せんだいアートアニュアル2003 (せんだいメディアテーク/仙台)
2004 とよた美術展'04 (豊田市美術館/愛知)

お問い合わせは humanite@js8.so-net.ne.jp

 
作品のなかで一番メインとなるものは、僕は常に焼物なんです。それは今まで焼物をやってきたということと、それを捨てられない弱さというものもあるかもしれませんが、それをもっと突き詰めていきたいと思っています。他の素材と合わせることで、もっと焼物の良さを出せたりとか、逆に他の素材との・・・違和感を持つといわれる方もいらっしゃいますけど、僕はその逆も追求したいんです。> > > 続き
 

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