GALERIE Tokyo Humanité ギャルリー東京ユマニテ
コラボレーション2004 岡本敦生+野田裕示
会期・時間 (1) ギャラリー山口 2004/ 4/ 19(月) -5/8(土) *日曜日休廊 11:00-19:00 (最終日17:00まで) (2) ギャルリー東京ユマニテ 2004/ 4/ 19(月) - 5/ 1(土)*日曜、祝日休廊 10:30-18:30 |
会 場 (1) ギャラリー山口 〒104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F・B1F tel.& fax. 03-3564-6167 地下鉄銀座線京橋駅下車②番出口から徒歩2分 (2) ギャルリー東京ユマニテ 〒104-0031 東京都中央区京橋3-2-18 第一会館ビル1F tel. 03-5255-3210 fax. 03-5255-0221 地下鉄銀座線京橋駅下車③番出口から徒歩3分 |
作家と展示内容について
石彫家の岡本敦生、画家の野田裕示によるコラボレーション展も’96, ‘00に続いて今回で3回目となりました。
岡本敦生は’80年代から個展や野外彫刻制作を活発に行い、国際シンポジウムの参加や受賞も数多く国内外で活躍中の彫刻家です。一方、野田裕示は’77年、南画廊での個展を皮切りに一貫して支持体としてのキャンバスと向き合い、従来の絵画表現とは一面を画した作品で評価を高めている作家です。
岡本と野田はそれぞれ多摩美術大学の先輩、後輩、彫刻と絵画とコースは違っていても、常にお互いの仕事に興味を持ち刺激を受けてきた関係です。その二人がコラボレーションとして今まで発表してきた作品は、岡本の石に野田がペインティングを施したり、「BOX」をテーマに作品を作り上げてきました。
3度目となる今回のコラボレーションは、まず岡本がひとつの塊である石をいくつかに分解し、バラバラにした状態で野田に手渡されました。野田はそれら一つ一つの石にペインティングをしていきます。野田によって描かれた石は再度、岡本に渡り、石たちがパズルのように元の位置に組み立てられます。作家同士はお互いの制作や思惑をうかがい知ることができませんので、最終段階にならなければ作品が見えないことになります。
それぞれ個人の作品とは異なり、今まで培ってきた二人の仕事と感性がどのように絡み、ぶつかり、発展していくのか。二人の今後の仕事を展望する上でも楽しみな展覧会になると思います。
今回もギャラリー山口、ギャルリー東京ユマニテと二会場での開催となります。それぞれの空間を生かした展示となりますのでどうぞ是非ご高覧下さい。( 岡本敦生によるコメントより )
彫刻が絵画に、絵画が彫刻になるか。部分としての石と、それに描かれた絵画が、最終的に集積して全体を形作る。それは我々を迷宮に誘い込む複雑なパズルだ。制作者二人が、組み上がった全体形の構成やバランスを把握しコントロールすることは不可能に近い。そういう制作システムを組む事から、今回のコラボレーションは出発した。展示内容 御影石にペインティングしたコラボレーション作品5~7点
岡本敦生+野田裕示 「Collaboration O&N 2004 - plan No.3」 2004年 インク、鉛筆、水彩、紙 76.7x57.0cm |
お問い合わせは humanite@js8.so-net.ne.jp
岡本敦生(おかもとあつお) 関連情報 2003.3 2000.7_a 2000.7_b 2000.7_c
1951 広島県生まれ
1977 多摩美術大学大学院彫刻科修了
1983 第3回ヘンリー・ムーア大賞展[エミリオ・グレコ特別優秀賞受賞]
美ヶ原高原美術館, 長野
1992 他文化との遭遇 ハン・ミュンデン・シティホール, ドイツ
1995 クールの時代展 高知県立美術館
1996 第1回雨引の里と彫刻 真壁郡大和村, 茨城(以後第5回まで毎回)
1997 コラボレーション:岡本敦生+野田裕示展 愛知県美術館
ヤン・ファン ミュンスター /岡本敦生交換展 ギャラリー山口/アートアフェアーズ オランダ
1998 インサイド/アウトサイド・日本現代彫刻の8人 新潟県立近代美術館
1999 TUES1999 「現代彫刻の展望」-次元の創出- 美ヶ原高原美術館
2000 天野純治・岡本敦生 -痕跡- 米子市美術館, 鳥取
2002 「東日本-彫刻」 展 東京ステーションギャラリー賞受賞
2003 表象都市 metamorphosis 広島 -芸術実験展示プロジェクト2003- 旧日本銀行広島支店
個展 伊勢現代美術館, 三重
ギャラリー山口他で個展多数野田裕示(のだひろじ) 関連情報 2003.12 2003.3 2002.1 2000.11 2000.7_a 2000.7_b 2000.7_c 1999.3 1998.11
1952 和歌山県生まれ
1976 多摩美術大学油画科卒業
1977 個展 南画廊、東京
1984 「第4回ハラアニュアル」 原美術館、東京
1990 和歌山県文化奨励賞受賞
1994 「モダニズムの系譜」高島屋、東京/梅田近代美術館、大阪
1995 個展 和歌山県立近代美術館
1996 「21世紀への予感 日本現代美術50人展」ナビオ美術館、大阪
1999 「現代日本絵画の展望展」東京ステーションギャラリー、東京
2001 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
2002, ’03 「コリア ジャパン コンテンポラリーアート」ジーンアートセンター, ソウル, 韓国
ギャルリー東京ユマニテ他で個展多数問い合わせ先
ギャルリー東京ユマニテ 金成(かなり)
tel. 03-5255-3210 fax. 03-5255-0221
展覧会情報へ