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[ 1F ]  展覧会 :: EXHIBITIONS

常設展| 池田龍雄 1986-88
Gallery Collection | IKEDA Tatsuo 1986-88
2024.10.7(月)‐10.26(土)
日曜祝日休廊 10:30-18:30

佐賀県に生まれた池田龍雄(1928-2020)は、17歳の時に特攻隊員として敗戦を迎え、1948年、美術の道を志し上京。1950年代初頭から前衛的な立場で制作に取り組み、社会問題に取材したペン画によるルポルタージュ絵画で注目されました。その後、絵画やオブジェ、自ら行うパフォーマンスなどを発表し、その活動は美術の枠を超え、舞台や映像の仕事にも携わりました。

2010-12年には山梨県立美術館を皮切りに、川崎市立岡本太郎美術館、福岡県立美術館、原爆の図丸木美術館にて大規模な回顧展が開催されました。近年、1950年代以降の日本の戦後美術が再評価されるなか、2012-13年にニューヨーク近代美術館にて開催された「東京1955-1970 新しい前衛」に池田の作品も出品され、その時代の美術シーンには欠かすことのできない作家の一人として評価されています。2018年には晩年まで過ごした地の練馬区立美術館にて、2023年には故郷の佐賀県立美術館にて回顧展が開催され、今なお戦後日本を代表する作家として存在感を放っています。

今展では、1987年に当画廊にて発表された「BRAHMAN連作」より、2mを超える大作を中心に展示いたします。「宇宙と生命体の発生と生々流転の様相」をテーマとするこのシリーズは、1988年まで15年間に渡り全10章が制作されました。この機会をお見逃しなく、ぜひご高覧ください。

 

>> 池田龍雄 略歴

 

〈前回の展覧会〉

池田龍雄 IKEDA Tatsuo  「函の宇宙」
2017.6.5(月)‐6.23(金)

池田龍雄
「BRAHMAN 第9章 褶曲 A」 1986-87

「BRAHMAN 第9章 褶曲 A」
1986-87
アクリル他、紙、パネル
181.5×273.0cm

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