2025年、再開発により、首都高速高架に沿って数多くのギャラリーがあった京橋の姿は消えることになります。多くの現代美術家を輩出したこの場所で、アーティストとしての一歩を踏み出した作家たちによる展覧会を開催します。京橋にサヨウナラを記すのではなく、その一番上の地層に新しい風景を描きたい。
始まりも終わりもなく廻り続ける東京。時には軽く、時には踏みしめて跳び続けている作家たちは「描き」続けています。例えば18世紀後半にローマの建築家ピラネージが紙の上に建設した都市のように、6人が作り出す風景は、既視感からはおよそかけはなれた像を立ち現れさせ、新しい京橋の一つ下の層の記憶となって次の新しい種を芽吹かせるでしょう。
これはアートにしかできません。連綿と続く京橋の、そこに在ったアートはこれからも続き、常に刺激的で豊かに折り重なる地層の一つであることを記す展覧会にしたいと思います。
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〈同時開催〉
2024.6.3(月)‐6.21(金)
日曜日休廊 11:30-19:00
〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-3 木邑ビル2F/B1F
〈オープニングイベント〉
galaxy route nineteen LIVE
2024.6.3(月) 18:00 start
art space kimura ASK?P(木邑ビルB1F)
入場無料
〈陸地を見つけるワークショップ〉
太陽を絵の具にしてマストを作り、 江戸時代、竹河岸だった京橋に島を見つけて上陸します。
サイアノタイプ、竹は用意しています。
2024.6.22(土) 13:00-15:00
会場:ギャルリー東京ユマニテbis
講師:岩熊力也
乗船料金:無料
乗船定員:不問(沈まない程度)
※おこさま乗船大歓迎
※申し込み不要。直接会場へお越しください。
岩尾 恵都子 IWAO Etsuko |
1993 |
多摩美術大学大学院美術研究科修了 |
1997 |
第12回ホルベインスカラシップ奨学 |
1998 |
個展 ギャラリー山口、東京・京橋 ('00) |
2000 |
「VOCA展2000 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」 VOCA賞 |
2006 |
「アートとともに 寺田小太郎コレクション」 府中市美術館、東京 |
2015 |
「クインテットⅡ―五つ星の作家たち」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館、東京
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岩熊 力也 IWAKUMA Rikiya |
1990 |
日本大学芸術学部映画学科中退 |
1992-93 |
イタリア、フィレンツェに滞在 |
1997 |
Bゼミ修了 |
1997 |
個展/グループ展 ギャラリー山口 ('98) |
1998 |
個展 南天子画廊、東京・京橋 |
2004 |
(財)ポーラ美術振興財団在外研修生としてメキシコシティに滞在
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風間 サチコ KAZAMA Sachiko |
1998 |
個展/グループ展 ギャラリー山口 ('99) |
2006 |
「第9回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞)」 優秀賞 |
2022 |
「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021 受賞展」 東京都現代美術館
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金田 実生 KANEDA Mio |
1988 |
多摩美術大学大学院美術研究科修了 |
1998 |
個展 ギャラリー山口 |
2009 |
「アーティスト・ファイル 2009―現代の作家達」 国立新美術館、東京
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木村 太陽 KIMURA Taiyo |
1995 |
創形美術学校研究科卒業 |
1996 |
個展 ギャラリー山口 ('97, '98) |
1999 |
五島記念文化財団海外研修によりドイツに滞在 |
2002 |
ポーラ美術振興財団海外研修プログラムによりドイツに滞在
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山本 晶 YAMAMOTO Aki |
1998 |
個展 ギャラリー山口 |
1999 |
グループ展「New Aspects」 南天子画廊 |
2002 |
「VOCA展2002 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」 上野の森美術館、東京 ('06) |
2005 |
文化庁新進芸術家海外研修によりニューヨークに滞在 |
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団
協賛:東京建物株式会社
協力:ギャルリー東京ユマニテ art space kimura ASK?
無人島プロダクション
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