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[ 1F & B1F ] 展覧会 :: EXHIBITIONS

あるコレクターによる宮崎進展 I 1965-2001
MIYAZAKI Shin
2023.5.8(月)‐5.27(土)
日曜日休廊 10:30-18:30

宮崎進(みやざき・しん、1922-2018)の没後5年を記念し、あるコレクターの蒐集した作品による追悼展を開催いたします。

宮崎は1960年代に旅芸人に取材した作品を制作、1967年に具象派新人画家の登竜門である安井賞を受賞。2004年にはサンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル)に国別参加部門の日本代表として出品し、ドンゴロス(穀物などを入れる麻袋)を荒々しくコラージュした油彩の大作が高く評価されました。その後も周南市美術博物館(2005、2022)、多摩美術大学美術館(2009、2017)、山口県立美術館(2011)、神奈川県立近代美術館 葉山(2014)などで個展を開催、晩年まで精力的に制作を続けました。

宮崎は自身が体験した戦後のシベリア抑留を原点として、常に内面的な心象風景を制作し続けています。しかしながら、それらの作品は暗く重苦しいものではなく、生命賛歌ともいうべき人間臭さ、愛情、情熱に溢れ、生の根源に迫ろうとするものです。

本展では、「旅芸人シリーズ」をはじめとする初期の貴重な油彩や、女性像を描いた作品を中心に約30点を展観いたします。一人のコレクターの眼を通してみる宮崎進の世界をお見逃しなく、ぜひご高覧ください。

 

>> 宮崎進 略歴

 

〈前回の展覧会〉

宮崎進展  Shin MIYAZAKI
2008.3.10(月)‐3.31(月)

宮崎進 MIYAZAKI Shin
「冬」 1968

「冬」
1968
油彩、カンヴァス
33.8×45.7cm

 

宮崎進 MIYAZAKI Shin
「女」 1976

「女」
1976
油彩、カンヴァス
91.0×72.7cm

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