〈作家コメント〉
プリミティブアートは時代や、言語、宗教観を超えてその時代の民族、部族の願望や理念を作品を通じて鑑賞者に語りかけてくれる力強さを有する。
それは、鑑賞者の意識の拡張であろう。
私は、プリミティヴィスムの直感的で不器用な象徴性と木版を用いて表現している。
態度や言動は環境や立場、相手との関係性によって見え方が異なり、それが故に生じる誤解等の様々な要因から生じるコミュニケーションにおけるカタルシスとフラストレーションの情念の視覚化している。
この情念の視覚化は私自身が今一度、視覚化された情念と対峙し感情の整理を図る思いと、鑑賞者に意識の拡張を促す仲介役を果たす思いで制作している。
佐藤 翼 SATO Tsubasa
1994 |
東京都葛飾区生まれ |
2018 |
東京工科大学デザイン学部デザイン学科卒業 |
2022 |
多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻卒業 |
現在 |
多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻版画研究領域在籍 |
[個展] |
2022 |
「VOICE 言葉にできない感情の可視化」 SAFARI GALLERY、東京
「A CLUMSY WAY OF LIFE」 HOME PLANET、東京 |
2023 |
「意識の拡張」 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 |
[グループ展] |
2022 |
「多摩美術大学卒業制作展」 多摩美術大学、東京
「第45回東京五美術大学連合卒業・修了制作展」 国立新美術館、東京
「分岐展」 新宿眼科画廊、東京
「SCHWARZZSEITE PROJEKT」 ドイツ |
[受賞歴] |
2019 |
「日本ブックデザイン賞」ポスター部門 APM賞 |
2020 |
「かつしか若手アートコンペティション2020」 審査員特別賞 |
2021 |
「日本版画協会第88回版画展」A部門 入選 |
2022 |
「多摩美術大学卒業制作展」 卒業作品優秀作品賞
「かつしか若手アートコンペティション」 準グランプリ
「日本版画協会第89回版画展」A部門 賞候補入選
「第47回全国大学版画展」 優秀賞 |
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