版木の摩滅や欠け、摺りの過程で生じたかすれや滲みなど、版を通して摺られたものの中に見える人の行為や時間の痕跡に強く惹かれる。それらの像や文字の足りない部分を史料と自分の想像をもって補い、ふたたび版を通して繰り返し摺り重ねることで、版の記憶をかたちにしている。
千葉県生まれ |
2012 |
多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻卒業 |
2018 |
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻洋画領域修了 |
現在 |
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻在籍 |
[主な展覧会] |
2015 |
「第83回版画展」 東京都美術館、東京 〈入選〉
「第40回大学版画展」 町田市立国際版画美術館、東京 〈優秀作品賞〉 |
2016 |
「中華民国第十七回国際版画ビエンナーレ」 国立台湾美術館、台湾 〈入選〉
「第15回南島原市セミナリヨ現代版画展」 南島原市ありえコレジョホール、長崎 〈入選〉
「版の上にも7年」 文房堂、東京 (以降2019年まで毎年出品) |
2017 |
「金門国際版画邀請展」 金門文化局展示ホール、台湾 |
2018 |
「第15回DC展」 つくば美術館、茨城 (以降2019年まで毎年出品) |
2019 |
「熊谷晴子/日高衣紅 二人展」 川口市立アートギャラリーアトリア、埼玉
「第5回ゲタ箱展」 大田原市芸術文化研究所、栃木
「無闇展」 Art lab Melt meri、東京 |
2021 |
「クラクフ国際版画トリエンナーレ2021 (International Print Triennial 2021
in Krakow)」 ノバフタ文化センター、ポーランド 〈大賞〉 |
2022 |
「UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川2022」 大井川鉄道青部駅、静岡 (アートユニットiiとして出品) |
[パブリックコレクション]
町田市立国際版画美術館
クラクフ国際版画トリエンナーレ協会 |