〈作家コメント〉
私の作品は主に綿布に染料、漂白剤で描かれています。漂白剤は特別なものではなく、日常使われる漂白剤を用いています。漂白作用を制作の技法として用いてから、40年になろうとしていますが、今までは漂白作用による色彩(世界)と支持体(大地)との映働による錯綜したオールオーバーの俯瞰的な構図が主でしたが、ここ、2、3年は漂白作用の覆われているものを顕わにする作用を垂直の構図で試みることに関心が移ってきました。
宮本 純夫 MIYAMOTO Sumio
1952 |
長野県生まれ |
1975 |
明治薬科大学卒業 |
1977 |
日本美術学校卒業 |
[主な個展] |
1980 |
楡の木画廊、東京 |
1982 |
銀座絵画館、東京 ('83, '84) |
1985 |
小野画廊、東京 ('86) |
1988 |
埼玉県立近代美術館 展示室3、埼玉 |
1992 |
ギャラリー美遊、東京 ('93, '95) |
2002 |
82ギャラリー、長野 |
2005 |
ギャラリーGAN、東京 |
2010 |
表参道画廊、東京 ('12) |
2015 |
Bunkamura Wall Gallery、東京 ('16) |
[主なグループ展] |
1978 |
「SAIS展」 村松画廊、東京、サトウ画廊、東京 ('79) |
1984 |
「夜間瀬川展」 夜間瀬川河川敷、長野 ('85) |
1986 |
「犀川アートフェスティバル」 長野 ('87) |
2002 |
「北斗会展」 長野 ('03,'04,'05,'06) |
2007 |
「郷土の画府展」 志賀高原ロマン美術館、長野
「ニュー・ビジョン・サイタマⅢ」 埼玉県立近代美術館、埼玉 |
[主な参考文献]
田中幸人 「展覧会」 『毎日新聞』 1983年3月10日
小崎軍司 「フレッシュ群像 信州美術」 『信濃毎日新聞』 1986年7月23日
伊豆井秀一 『ニュー・ビジョン・サイタマⅢ』カタログ 2007年
植草学 「美 ここから」 『信濃毎日新聞』 2008年2月5日 |
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「作品21C」
2021
綿布、染料、漂白剤
194.0×259.0cm
「作品21B」
2021
綿布、染料、漂白剤
194.0×259.0cm
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