〈作家コメント〉
明日になったら忘れるような、どうでもいい一瞬の出来事。そこで誰かと交わす言葉や自分の中から起こる感情こそ忘れたくないと思う。しかし、私たちの記憶は都合良く小さく細くなっていったり、突然大きく変形したり粘土の怪獣のようにカタチが定まらない。だから、私は石でキリトルことで、かけがえが無くなる日常を記録し記憶する。そして、この切り取られた石の集合体が今日の私を形成している思い出の一部なのである。
飯島 祐奈 IIJIMA Yuna
1995 |
東京都生まれ |
2018 |
女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻卒業 |
2021 |
女子美術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻立体芸術研究領域修了 |
[個展] |
2021 |
「第3回いりやKOUBO大賞受賞者作品展 飯島祐奈」 いりや画廊、東京 |
[主なグループ展] |
2018 |
「ART MEETING 2018 田人の森に遊ぶ」 福島県いわき市田人町内各所 |
[受賞歴] |
2016 |
「第1回いりやKOUBO」 入選 |
2018 |
「第54回神奈川県展」 入選 |
2019 |
「第35回公益財団法人北野生涯教育振興会彫刻奨学生」 |
2020 |
「第3回いりやKOUBO」 大賞 |
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「街灯・ストロー・傘・煙突」
2021
御影石
62×12×4cm×4本
「緑のアウトライン」
2021
石灰岩
39×42×7cm
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