〈作家コメント〉
かくれんぼやごっこ遊びなど、子供の遊びはルールや物語をその場所に適用し、空間を読み替えることで展開します。そのような「遊び」の仮設的・即興的な創造性に着目し、空間を相手にゲームをするような作品を制作しています。
今回発表する作品は、予め用意した角材や合板などの部材を重力と摩擦力のみを利用し、建築空間に依存して成り立つ構造物を即興的に組み上げるというものです。
そのかたちは空間に呼応するように立ち上がり、容易く分解されます。そしてまた別の空間へと移動し、立ち上がり、崩れ去ることを繰り返します。建築物になるはずの建材の端くれは、生き物のように”主体性”を持って空間に展開していきます。
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作家ウェブサイト
速水 一樹 HAYAMIZU Kazuki
1996 |
栃木県生まれ |
2019 |
筑波大学芸術専門学群構成専攻構成領域卒業 |
現在 |
筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻在籍 |
[主な展覧会] |
2018 |
「表現の拡張展2018」 筑波大学総合交流会館、茨城
「SICF19」スパイラル、東京 |
2019 |
「筑波大学芸術専門学群卒業制作展」 茨城県つくば美術館、茨城
「KUMA EXHIBITION 2019」 スパイラル、東京
「平砂アートムーヴメント2019」 筑波大学平砂学生宿舎、茨城
個展「Structures」 旧遠山家住宅、岐阜
「景色の地層」 旧真壁郵便局、茨城 |
2020 |
「表現の拡張展2020」 筑波大学総合交流会館、茨城
「Orthogonal【kakuzai-bomb】」 つくばセンター広場、茨城 |
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「Orthogonal【kakuzai-bomb】2020.11.14.12:49」
2020
角材
サイズ可変
「Orthogonal【kakuzai-bomb】2020.11.15.12:07」
2020
角材
サイズ可変
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