〈作家コメント〉
「減衰力」
2018年から19年にかけて17作のリサージャーズ(再発準備)シリーズは完成した。
このシリーズは、2018年のユマニテ/ビスにて展示された_gardentheme(庭園主旋律)と同じように、表現の可能性をタグによって探ったものだ。
綿にスプレーされた文字の様な記号(タグ)は、無計画に切られ、つなぎ合わされ、新たな脈絡が生まれる。
絵画的な痕跡は、このシリーズでは重要な役目を担っていない。
重要なのは、絵の具が堆積され、その下に好反応の工業ラッカーが対抗者としてある事だ。
反応と時間という要因が、絵画的な行為を終わらせる。
言うなれば、プログラミングということだ。
フェリックス・アスペルガー Felix Asperger
1980年カールスルーエ生まれ
ドイツ、ベルリンを拠点に作品を制作
1992年よりグラフィティライター
2002年から2007年まで映画製作会社で照明、カメラアシスタントとして働く
2005年国立ベルリン芸術大学に入学
2006年同大学退学
2007年からキャンバスに取り組む
[展覧会] |
2008 |
「27/56 Pointmasks」 ファウストギャラリー、高知 |
2009 |
「Garden/Gate(ガーデン/ゲート)」 ギャラリークロスターホフ21、マウルブロン、ドイツ |
2011 |
グループ展「ランドリー」 クンストフェアアイン、チューリッヒ、スイス |
2012 |
「Garden/Machine」 クンストフェアアイン、チューリッヒ |
2013 |
「_gardentheme(庭園主旋律)」 ブーフハンドルング・クルーガー、マウルブロン |
2014 |
「dedicated(ささぐ)」 SüdwestbankAG(ズードウェスト銀行)、シュトゥットゥガルト |
2015 |
「_gardentheme II(庭園主旋律2)」 アートスペース・クニトリンゲン、ドイツ |
2017 |
「GONDII MACHINISM(ゴンディーマシニズム)」 トゥコルフスキー37、ベルリン
「Colors & Letters(色と文字)」 le cage、ベルリン |
2018 |
「 „resurgers“(再発準備)」 Arlinger Baugenossenschaft、Pforzheim
「GONDIIMACHINE」 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 |
2019 |
「減衰力」 ギャルリー東京ユマニテbis |
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「„resurgers“ (wholesaledealer), 5/17」
工業用スプレー、岩絵の具、綿
52×46cm
「„resurgers“ (stylemasters' tribute), 10/17」
工業用スプレー、岩絵の具、綿
42×37cm
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