〈作家コメント〉
最近の私は、出会った風景の記憶から自身の居場所のようなものを創り出そうとしている。
描く過程で埋もれかけた要素が再び力を持って現れることがある。そこを手掛かりに空間を組み立て直す時、絵の中での形態と風景の所有する歴史性とのつながりを確認できるようで面白い。
自分の立ち位置を含めた風景のユニークな空間性を探り、居場所を組み立てる。 そこを起点として他の世界とはどのような関係を発見していけるのか。そのような思いも伴いつつ、私の制作は続いていくだろう。
村田 俊 MURATA Shun
1969 |
埼玉県生まれ |
1995 |
東京造形大学造形学部美術学科Ⅰ類卒業 |
[個展] |
1998 |
なびす画廊、東京 |
1999 |
なびす画廊 |
2001 |
なびす画廊 |
2004 |
なびす画廊 |
2007 |
藍画廊、東京 |
2009 |
gallery OPEN DOOR〈3F〉、東京 |
[グループ展] |
2008 |
「京橋3-3-8展」 藍画廊 |
2014 |
「第10回造形現代芸術家展~生まれ出づる先に~」 東京造形大学附属美術館、東京 |
[その他]
特別集中講義「絵描きの感情と表現手段の選択」(東京藝術大学保存修復油画研究室、2017年) |
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「庭」 2015
Mixed media on paper
78.5×44cm
「砦」 2017
Oil on canvas
162×194cm (F130)
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