<作家コメント>
私が住んでる世界には距離がある。それは違和感をはらんでいる。
私は絵に円を描く。舞台で踊るときのように、陶酔した感覚の中でその違和感を拭おうとする。
描き終えた後は、森に帰ったような気持ちになる。
今展覧会は、再度私に「描くという行為」「版と向き合うこと」「紙に写し取られた違う世界」という悩ましく幸福なひと時を与えてくれました。
金子 絵里 KANEKO Eri
1987 |
東京生まれ |
2010 |
多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻卒業 |
2012 |
多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻版画研究領域修了 |
[展覧会、受賞] |
2008 |
「Artists' Prints」 PEPPER'S GALLERY、東京 |
2009 |
「Artists' PrintsⅡ」 PEPPER'S GALLERY、東京/ニューヨーク
「市民公募展夢美エンナーレ入選作品展」 八王子市夢美術館、東京 <入選> |
2010 |
中国家庭料理「百楽門酒家」にて作品展示 |
2011 |
「第20回ART BOX大賞展受賞記念」<準グランプリ受賞> |
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「無邪気な虚言」 2016
木版リトグラフ
143×60cm
「失題の橋」 2015
木版リトグラフ
91×122cm |