<作家コメント>
自身の制作におけるもっとも大きな指針として、一種の「捉えどころの無さ」というものがあります。それは、理解が及ぶと逸れてゆき、また理解が及ばなくなるという運動として考えることが出来ます。
その動きを、日常性、手芸性などの権威的でない感覚をもって表現することが当面の私の目標であります。
自身初個展となる今展覧会では、その動きをなぞる様に、これまで制作してきた漆芸技法による立体作品をまとめて展示いたします。
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山森 菜々恵 YAMAMORI Nanae
1991 |
石川県生まれ |
現在 |
金沢美術工芸大学大学院博士後期課程工芸研究領域漆芸分野在籍 |
[展覧会] |
2013 |
「金沢美術工芸大学卒業制作展」 金沢21世紀美術館、石川 <審査員特別賞>
「かなざわ燈涼会2013」 石川県金沢市内各所
「次世代工芸展」 京都市美術館、京都 |
2014 |
「第70回金沢市工芸展」 めいてつ・エムザ、石川 <金沢市工芸協会会長奨励賞>
「GEISAI#20」 東京流通センター、東京
「あいづまちなかアートプロジェクト2014」 福島県会津若松市内各所 |
2015 |
「金沢美術工芸大学大学院修了制作展」 金沢21世紀美術館、石川 <審査員特別賞> |
2016 |
「金沢美術工芸大学大学院 博士後期課程1年 研究制作展「種を噛む」」 石川県政記念しいのき迎賓館、石川 |
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「使い方いろいろ」 2016
漆、麻布、雑貨、ポリエステル綿
60×27×27cm
「おくいぞめ椀」 2015
漆、麻布、ポリエステル綿
25×19×15cm |