<作家コメント>
画の鳥も花も単なる物の図式ではなく、時、心情の如くあいまいなものを重層的に描く、一つのきっかけであるといえる。物象のリズム、点の重なり、矩形、色彩、タッチ、墨の滲みなどいろいろな要素が互いに混濁した処に、情調を持った肌合いが生まれてくる。朝夕の空や佇む鳥の姿に何気なく過ぎゆく時間、生きる実感と情味を追憶するのは、私がマチエールに明瞭ではないが、どこかある静かなけしきを、ふと思い出すのに近しい。
小松崎 晃 KOMATSUZAKI Akira
1982 |
生まれ |
2005 |
武蔵野美術大学日本画学科卒業 |
2007 |
武蔵野美術大学大学院修士課程日本画コース修了 |
2010 |
武蔵野美術大学大学院博士後期課程造形芸術専攻単位取得退学 |
[展覧会] |
2007 |
グループ展「scene」 コート・ギャラリー国立、東京
守谷育英会美術奨励作品 推薦 |
2008 |
「第17回奨学生美術展」 佐藤美術館、東京 |
2009 |
守谷育英会美術奨励作品 守谷賞 |
2011 |
「第22回臥龍桜日本画大賞展」 奨励賞 |
2012 |
「第23回臥龍桜日本画大賞展」 奨励賞 |
2013 |
「洋洋展」 ギャラリー壹零参堂、神奈川 |
2014 |
「小さな花展」 ギャラリー壹零参堂、神奈川
「第41回創画展」 |
2015 |
「第41回春季創画展」
「小さな花展」 ギャラリー壹零参堂、神奈川
「第42回創画展」 |
2016 |
「第42回春季創画展」 |
|
「暁の鳥」 2015
岩絵具、墨、麻紙
89.4×145.5cm
「庭に佇む鳥」 2015
岩絵具、墨、麻紙
130.3×162cm
|