<作家コメント>
物質は多様な状態でそこに在る。我々はそれを捉える視点を持っているだろうか。その状態に目を向ける事が、物質のひろがりを喚起させ、我々と物質との新たな関係性を生む。
今回の作品では、己の肉体と物質との、相互の凝縮した関係によって、空間に新たな物質を出現させた。物質、身体、空間が、ニュートラルな関係の中で共振し、新たな状態となる。我々に外側から更に外側へ、内側から更に内側への、無限のひろがりを捉える、新たな視点を開かせるだろう。
鋤柄 大気 SUKIGARA Taiki
1987 |
愛知県生まれ |
2011 |
明星大学造形芸術学部テキスタイルデザインコース卒業 |
現在 |
明星大学造形芸術学部テキスタイルデザインコース実習指導員 |
[主な展覧会] |
2011 |
「Fibremen International Exhibition of Contemporary Textile
Art」 Kherson Local Lore Museum、ウクライナ
「Art Program Ome 2011 4大学学生展」 東京都青梅市 |
2012 |
「六本木画廊一周年記念企画 合縁奇縁」 六本木画廊、東京 |
2013 |
「田原迫華×鋤柄大気×古井彩夏三人展 追求のフォルム」 六本木画廊、東京 |
2013 |
「Easy Pop Art Show 2013」 福井県越前市 |
2014 |
「Japanese Fiber Art MINI part II」 The Sculpture Center、アメリカ・オハイオ |
|
「原初Ⅰ」 2015
麻縄 H65×W240×D65cm
「原初Ⅱ」 2015
麻縄 H45×W115×D85cm |