<作家コメント> 
              記憶の沼の中からある一枚を選んで水面に引っ張り上げる。 
                姿を現したその場所は私とこんなに親密なはずなのに、私が近付こうとすればする程に物理的、時間的な〈距離〉または〈空間〉という名の隔たりを感じて戸惑いを覚える。 
              近付くという行為を続けた先にのみ見えるものとは、どんなものだろうか。 
                どこまで距離を縮められるだろうか。 
                私とその場所と、両者を隔てる空間さえもを唯一つのものに創り変える事はできるのではないか。  
                
                
               
                菊池 千晴 KIKUCHI Chiharu 
                
                   
                    | 1988 | 
                    千葉県生まれ | 
                   
                   
                    | 2014 | 
                    多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域修了 | 
                   
                   
                    | [展覧会] | 
                   
                   
                    | 2013 | 
                    「祭囃子」 佐藤美術館(東京) | 
                   
                   
                    | 2014 | 
                    「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」 国立新美術館(東京) 
                      「多摩美術大学大学院 美術研究科絵画専攻版画修了制作展2014」 銀座洋協ホール(東京)  | 
                   
                   
                    | [受賞] | 
                   
                   
                    | 2013 | 
                    三菱商事アート・ゲート・プログラム2013年度奨学生 | 
                   
                   
                    | 2013-14 三菱商事アート・ゲート・プログラム第19回・21回・23回入選 
                     | 
                   
                 
                
                 
               | 
             
                  
                「squall」 2014 
                リトグラフ、水彩、リトクレヨン、紙 
                50×60cm 
                
                「ground」 2014 
                油彩、カンヴァス 
                72.7×60.6cm 
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