ギャルリー東京ユマニテが若手作家を紹介する実験的な展覧会humanité lab。今回は多摩美術大学2年在籍の井上瑞貴(いのうえ・みずき)を紹介します。
画面いっぱいにほとばしる油絵具、ペンキなどで描かれているのは、身の回りにあるビールやタバコ、食料品などのパッケージ。アメリカのグラフィティアートを彷彿とさせる作品ですが、井上はそれらのロゴやマークに拘り、その時々の想いを瞬時に痕跡として残していきます。ストレートで力強くスピード感溢れる作品。学外での発表は今回が初めてとなります。是非ご高覧下さい。
<作家コメント>
お酒のラベル、食品のロゴ、マークや記号。アイコンに強く引きつけられるのはどうしてなのか、考えながら身体を通してそれらを画面に落とし込んでいく。これは父親の好きな煙草だったとか、大事な人と飲み干したジュースだとか、人から見たらただのアイコンがわたしにとっては特別な意味を持ってくる。
井上 瑞貴 INOUE Mizuki
1992 |
熊本県生まれ |
現在 |
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻2年在籍 |
2013 |
「五大学有志合同写真展○展」多摩美術大学(東京)、長岡造形大学(新潟) 学校賞受賞 |
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