<作家コメント>
壁のようなものの上に具体的な風景や私の内面世界などのイメージを混在させ、無機物から有機物に転換にしようと試みている。しかしそれに成功した次の瞬間その物体はただの壁のような無機的な物質に戻ってしまう。この転換が繰り返し行われると有機物と無機物の境は崩れ去っていき、相反するはずの両者の境は曖昧になっていく。一つの物質の中で複数の世界が交錯する作品が作れたらと思い制作している。
古舘 幸一 FURUDATE Koichi
1988 |
東京都生まれ |
2012 |
多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業 |
現在 |
多摩美術大学修士課程絵画学科日本画専攻領域在籍
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[展覧会] |
2010 |
個展 アートギャラリー石、東京 |
2011 |
四人展 「Merkmal」
西欧ギャラリー、東京
二人展 「Blue forest」 西欧ギャラリー、東京 |
2012 |
「多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業制作展示」 MELSA銀座、東京 |
2013 |
多摩美術大学大学院 日本画•版画合同展「祭囃子」 佐藤美術館、東京 |
2014 |
個展 ギャルリー東京ユマニテbis、東京 |
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「海」 2014
鉄粉、ピグメント、漆喰、パネル
240×460cm
<参考作品>
「The wall of sea」 2013
鉄粉、ピグメント、漆喰、綿布
220×276cm |