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[ B1F ]  展覧会 :: EXHIBITIONS

神山明展 KAMIYAMA Akira 「遠い街のこと」
2017.11.13(月)‐11.25(土) 日曜祝日休廊 10:30-18:30

神山明は1953年東京生まれ。東京藝術大学大学院修了後、日本国際美術展、ヘンリー・ムーア大賞展、現代日本美術展、ハラアニュアル(原美術館)、サンパウロビエンナーレなどに出品。その後、国内外の展覧会で発表を続け、2000年以降は相生森林美術館(徳島)での個展、宇部市野外彫刻美術館(山口)の現代日本彫刻展、さらにコバヤシ画廊、ギャルリー東京ユマニテ、島田画廊(東京)などの個展で発表してきました。

詩情を感じさせる静かな作品は独特の存在感を示し、日本を代表する彫刻家の一人として活躍。2012年には自身の企画編集による作品集「AKIRA KAMIYAMA WORKS 1984-2012」を刊行し、次の個展の構想を練りながら制作を続けていましたが、残念ながら同年59歳で逝去されました。

神山は、主に杉材にオイルステインを施し、小屋や塔、階段などを組み合わせ、建築模型のような精巧な作品を発表してきました。2005年の宇部市彫刻美術館の展示では野外公園に設置された大作を、2007年ユマニテでの個展は、2m大のテーブルのような形状に工場や家、川など、大きな街が繰り広げられ、それらの作品は作られた空間であるのに、どこか懐かしい風景、遠い昔の記憶を思い出させる不思議な魅力に満ちていました。

生前最後の展示となったユマニテ2010年の個展では一切着色のない真っ白で無垢な紙で作られた人体を思わせる立体作品を発表。地にしっかりと足の着いた堂々とゆるぎない存在でどこか神々しいまでの印象を与えながらも、反面何も描かれない表面は、現代人が抱える不確実な感情を感じさせる独特な作品となりました。

その後、2015年にはコバヤシ画廊とユマニテを会場に追悼展を開催。また先月からは平塚市美術館にて、濱田樹里氏との二人展が開催されています。本展は1990年代に発表された小作品を中心に展示いたします。美術館での展示と併せて是非ご高覧下さい。

 

>> 神山明 略歴

 

〈関連情報〉

「神山明・濱田樹里展 KAMIYAMA Akira / HAMADA Juri」 
会期: 開催中-11/26(日)迄 (月曜休館) 
会場: 平塚市美術館 (神奈川県平塚市)

 

〈以前の展覧会〉

神山明追悼展 「いい夢を見たかい」
KAMIYAMA Akira Memorial Exhibition Did you have a good dream?

2015.6.15(月)‐6.27(土)

神山明 KAMIYAMA Akira
「時間の愛し方-神話」 1994

「時間の愛し方-神話」 1994
杉、オイルステイン
35.5×79.5×7cm

神山明 KAMIYAMA Akira
「星の船」 1992
「星の船」 1992
杉、オイルステイン
28×80×17cm

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