humanité lab vol.28 高畠依子展 “I like it.” TAKABATAKE Yoriko “I like it.”
2009. 2/23 (月)- 2/28 (土) 会期中無休 10:30-18:30

ギャルリー東京ユマニテが若手作家を紹介する「ユマニテラボシリーズ」。

今回は高畠依子を紹介いたします。

高畠は1982年福岡県生まれ。この春、多摩美術大学絵画科油画専攻卒業、現在、東京を拠点に制作活動を行っています。
キャンバスの上に唐突に現れたシンプルな立体や花の形の突起物。それらは、ただ単に平面作品のキャンバスに描かれた油絵具ではなく、どこか強い意志を持った生き物のような存在感があります。
高畠の作品は、きれいな色のお菓子やおしゃれといった彼女自身が大好きなものと同次元にある油絵具と格闘した結果、生まれたもので、1 枚のキャンバスに1 本の絵具を出し切って塗りこめられたレリーフのようでもあります。
今回、大学卒業後の初個展となります。100 号の大作を中心に10 数点展示いたします。高畠の斬新な「oil on canvas」作品を是非ご高覧下さい。

■作家コメント
きっかけは大学の課題だった。油絵科に入ったのに課題はいつも、いろいろな素材を使って制作していた。そんな時、「油絵科なんだから油絵を描こう」という課題があった。ピカソだってセザンヌだって同じキャンバスと同じ絵の具と筆やオイルを使っている。もちろん巨匠の作品は内容がすばらしい。でもわたしは絵の内容より油絵の素材に興味が湧いた。キャンバスと絵の具だけでわたしには何が表現できるのか。
一枚のキャンバスと一本の絵の具に限定した。キャンバスの上に絵の具一本をすべて出してキャンバス上で絵の具を遊ばせていると次第に絵の具が一カ所に集り、ある形が生まれる。キャンバス上で絵の具が動き、形を変えるのが楽しい。絵の具が立体的な部分があったりするが、私は絵画を制作している。

■展示内容 動物やバラをモチーフにした油彩の大作を中心に、12 色の絵具を用いた「12 colors シリーズ」他、小品計10 点

■高畠依子 略歴
1982 福岡県生まれ
2008 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業

お問い合わせは  ギャルリー東京ユマニテ humanite@js8.so-net.ne.jp
tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306


「台形」 2006 oil on canvas 23x16cm


「12 Colors (Yellow)」 2008 oil on canvas 91x72.7cm


「Poodle」 2007 oil on canvas 91x65cm

EXHIBITION

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