ギャルリー東京ユマニテが若手作家を紹介するユマニテラボシリーズ。
今回は木村みちか展をご案内いたします。
木村みちかは1972 年生まれ。愛知県立芸術大学大学院在学中から、定期的に作品の発表を続けています。
木村が描き続けるのは、日常的に目にする日々刻々と変化する庭の風景です。
大きな画面に伸びやかに広がるストロー クで構成される作品には、その場所に立 ち込める空気の湿度から、生き物たちの 息遣いまでを取り込みひとつのシーンと
なって私たちの目の前に現れてきます。
今回の新作は、2年ぶりの発表となり、100 号前後の油彩の大作を中心にドローイン グも含め5, 6 点展示いたします。 是非ご高覧下さい。
■作家コメント
草木の生い茂る庭を見ながら、それを描いている。
庭は自然のリズムで姿を変え、こうであったと思って見た庭は、 もう別の世界に変わっている。
昨日の完成をどこかに置いてくるように促されて、私はまた筆 を持つ。
完成などあるはずのない変わり続ける庭の中で、私の矩形の ための声を拾っていく。描いていく。
■木村みちか 略歴
1972 イタリア・ミラノ生まれ
1998 愛知県立芸術大学美術学部油画専攻卒業 桑原賞
2000 同大学大学院美術研究科油画専攻修了 買上げ賞
2001 同大学美術研究科油画専攻研修生修了
2000 ’02 ’06 個展 ギャラリー山口、東京
お問い合わせは
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