林 孝彦 展 「祈りの巣」
2007/ 6/ 11 (月)- 6/ 30 (土)
The Nest of Winds 2007 ミクストメディア、コラージュ、パネル 182x273cm
林孝彦は1961年、岐阜県生まれ。
‘87年、東京藝術大学大学院版画専攻修了後、西武美術館版画大賞展優秀賞、’89現代日本美術展東京都美術館賞を受賞するなど、注目を集めました。
林孝彦の銅版画作品は、精巧な技術に裏打ちされた、スピード感のある力強い曲線と明快な輪郭の画面構成が特長です。また、版画とは別に、手すき和紙やパーチメント(羊皮紙)、に布や糸をコラージュしたり、インクで描くドローイング作品も発表しています。さらに、近年では国内での発表に留まらず、アメリカ、ドイツなどでも個展を開催し、そのどこか懐かしさを感じさせるプリミティブな感覚は、多くのファンを魅了してきました。
「祈りの巣-b.2007」 ミクストメディア、綿、コラージュ、パネル91x91cm |
老子考-無之以為用(11) 2006 銅版画 29.8x29.8cm ed.50 |
今回の新作展は、手すき和紙やパーチメントにインクなどでドローイングした90x90cm の作品を約10点組み合わせて、壁面いっぱいに展示します。さらに、紙に描かれたドローイング作品、新作銅版画などが約20点発表されます。
林孝彦の3年半ぶりの新作展。どうぞ是ご高覧下さい。
作家からのコメント
オリジナルなものの生み出す”ちから”の価値より、派生するものの”利用価値”の方が重宝がられるご時勢ですが、時勢に頼らないで、生み出す”ちから”を表していきたいと思います。どんな宗教を信じている人たちも祈る姿は皆同じに見えます。そんな、より根源的な、土着的なものを頼りにしてみたいと思いました。
関連情報:林孝彦作品リスト
展覧会名 | 林 孝彦 展 「祈りの巣」 |
会期 日時 | 2007/ 6/ 11 (月) - 6/ 30 (土) 日曜日休廊 10:30-18:30 |
会場 | ギャルリー東京ユマニテ 〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F ※地下鉄銀座線京橋駅6番出口から徒歩1分 |
問合せ先 | ギャルリー東京ユマニテ tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306 (e-mail) humanite@js8.so-net.ne.jp |
1961 | 岐阜県に生まれ |
1985 | 武蔵野美術大学油絵科卒業 |
1987 | 東京芸術大学大学院美術専攻科修了 |
2000,01,02, 03 ,04,06 |
ギャラリーゆう (大垣) |
2001,3/1 | MHSタナカギャラリー (名古屋) |
2001,4/1 | ギャルリー東京ユマニテ(東京、京橋) |
2002 | クンストローム・ケェトゥナー (アウグスブルグ、ドイツ) |
Gallery B.Reutz (ミュンヘン、ドイツ) | |
2003,05 | Ren Brown Collection Gallery (ボデガベイ、アメリカ.) |
Froelick Gallery (ポートランド,合衆国) | |
2004 | The Club at The Claremont (バークレー、アメリカ) |
Azuma Gallery (シアトル、アメリカ) | |
2005,06 | The Gallery of New Grounds Print Workshop (アルバカーキ、ニューメキシコ、アメリカ) |
2001 | I WALK 2001/版画再考 (文房堂ギャラリー、東京) |
韓日中現代版画展(駐韓日本大使館広報文化院、韓国) | |
2003 | クラコフトリエンナーレ・国際版画交流展-日本・ポーランド(クラコフ、ポーランド) |
2004 | Graphic Studio Gallery Dublin (ダブリン、アイルランド) |
Model Arts and Niland Gallery(スライゴ、アイルランド) | |
2005 | 高知国際版画トリエンナーレ展(高知、日本) |
韓国国際アートフェア-KIFA2005(ソウル、韓国) | |
ソウル国際版画写真アートフェア-SIPA(ソウル、韓国) | |
屏風というかたちで-東京オペラシティーアートギャラリー収蔵品展(東京、日本) | |
2006 | Froelick Gallery (ポートランド、合衆国) |
Graphic Studio Gallery Dublin (ダブリン、アイルランド) | |
素材と表現-東京オペラシティーアートギャラリー収蔵品展(東京、日本) |