新世代への視点2006 太田 麻里 “my diary”
2006年7月24日(月) - 8月5日(土) ※日曜休廊 10:30-19:00
会期中毎日、太田麻里によるパフォーマンスを行います。
(月曜―金曜 18:00-, 土曜 17:00- [約10分] )
「untitled 26, July 2006 at Galerie Tokyo Humanite」
関連情報:2005.3
銀座、京橋界隈の画廊が35歳以下の若手作家を推薦して個展を行う「新世代への視点展」が今年も始まります。ギャルリー東京ユマニテでは昨年「humanite lab」の企画展で好評を頂いた太田麻里の個展を開催いたします。 太田麻里は1982年名古屋生まれ。今春、多摩美術大学油画科を卒業。現在は京都市立芸術大学大学院油画科に在籍し制作を続けています。太田は毎日、日記を書くようにドローイングを描きます。昨年発表したドローイングは、1m四方の韓紙にインクや色鉛筆などで動植物や人を組み合わせた、ストーリー性のあるシュールな画面で不思議な魅力を醸し出していました。詳しくはこちら |
「untitled 31 Oct. 2004」 |
今回は彼女のもう一つの表現形態であるパフォーマンスを中心に発表します。自身で制作した映像や音楽を用い、太田本人一人によるパフォーマンスとなります。大田は幼少期からバレエを始め、様々な舞台にも立ってきました。彼女の身体を表現手段とするパフォーマンスと紙に描く行為は、太田にとって日々の痕跡を残す日記のようでもあります。一人の女性が日々感じ取る様々な感情を、伸びやかな彼女の身体を通して画廊の空間に記されていきます。 |
今回の個展では会期中、毎日同じ時間にパフォーマンスを行い、その痕跡を残したまま、2週間という時間の経過もそのままご覧頂きます。また、ドローイング作品は原稿用紙をつなぎ合わせた2m 四方の作品を中心に小品も展示いたします。 |
untitled 30 50.5x35.8cm 鉛筆、色鉛筆、原稿用紙 |
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untitled 1 75.8x214.7cm 鉛筆、色鉛筆、原稿用紙 |
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untitled 3 101x71.6cm 鉛筆、色鉛筆、原稿用紙 |
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untitled 6 50.5x107.4cm 鉛筆、色鉛筆、原稿用紙 |
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untitled 10 50.5x71.6cm 鉛筆、色鉛筆、原稿用紙 |
※ パフォーマンススケジュール:会期中毎日 月曜-金曜 18:00~ 土曜 17:00~
また、同じく若手作家を紹介する「humanite lab」の企画第一回展で好評を頂いた「北村奈津子」(1982年生まれ)も、同時期開催で新作展を開催いたします。併せてご高覧下さい。
※ 「新世代への視点2006」の参加画廊は、ギャラリーなつか、コバヤシ画廊、ギャラリィK、ギャラリー現、ギャラリー山口、藍画廊、ギャラリー21+葉、なびす画廊、ギャラリーQ、ギャルリー東京ユマニテの10画廊です。
関連企画 1 シンポジウム「挑戦する日本絵画」
パネリスト: 加藤弘子(東京都現代美術館学芸員)、柏木智雄(横浜市民ギャラリー副館長)、北澤憲昭(美術評論家)、堀浩哉(美術家)、岡村桂三郎(美術家)、吉田暁子(美術家)
日時: 8月1日(火) 17:00-20:00 先着200名 入場無料
会場: 京橋プラザ区民館 2F 中央区銀座1-25-3
関連企画 2 「画廊からの発言 小品展」
※ 若手作家の小作品展 出品点数約100点
日時: 7月24日(月)-8月5日(土) 日曜休廊 11:30- 19:00
会場: ギャラリーなつかb.p 中央区銀座5-8-17-8F tel. 03-3571-0130
展覧会名 | 新世代への視点2006 太田麻里 “my diary” |
会期 日時 | 2006年7月24日(月)-8月5日(土) 日曜日休廊 10:30-19:00 パフォーマンススケジュール:会期中毎日 月曜-金曜 18:00~ 土曜 17:00~ |
会場 | ギャルリー東京ユマニテ 〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F ※地下鉄銀座線京橋駅6番出口から徒歩1分 |
展示内容 | 映像、音楽を用いたパフォーマンス(約10分)、 2m四方のドローイング他数点 |
主催 | 東京現代美術画廊会議 |
助成 | 芸術文化振興基金 (財)アサヒビール芸術文化財団 (財)花王芸術・科学財団 (財)朝日新聞文化財団 |
認定 | ㈱企業メセナ協議会 |
協賛 | 皆川商事㈱ |
問合せ先 | ギャルリー東京ユマニテ tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306 (e-mail) humanite@js8.so-net.ne.jp |
■作家からのコメント
「なぜ描くのか、なぜパフォーマンスをするのか?」と聞かれても特に理由はない。淡々と過ぎていく人、もの、風景など見たものを、私の右手、私の身体を通して、ただメモし、記録していく。右手で、または身体で行為にし、痕跡を残す。それが私の中で∞に繰り返されていく。しかし繰り返される∞の交点は無意識に少しずつずれていく。その交点の軌跡を作るために私はただ続ける。確かなことは何もなく、すべてわからないまま。
■太田麻里 略歴
1982 | 名古屋市生まれ |
2006 | 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業 |
現在 | 京都市立芸術大学大学院絵画専攻油画 在籍 |
2005 | humanite lab vol. 2 太田麻里展 / ギャルリー東京ユマニテ、東京 |
太田麻里展 performance / node 東京造形大学内、東京 | |
2006 | 新世代の視点’06 太田麻里展 / ギャルリー東京ユマニテ、東京 |
2006 | 百花繚乱 / ボイスプランニング、神奈川 |
眼差しと好奇心 / ミヅマアートギャラリー、東京 |