福村龍哉は1966年東京生まれ。‘94年に東京藝術大学博士課程を満期修了。’01年にはロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを修了しました。
ギャルリー東京ユマニテでは、’90年にグループ展で紹介し、’03年には初めて個展を開催しました。
福村は’90年代、鉄やセメントを素材とした重厚な彫刻作品を発表していましたが、イギリスに渡ってからは制作環境の違いから、木や紙などを使い始め、それぞれの空間全体で作品を構成する手法に変化してきました。
今回発表する新作は、昨年から使い始めた鉄のエキスパンドメタルを素材にして、高さ1.8m、横4.7mの大作で画廊の空間を埋め尽くします。
“空間は作品の容器ではなく、空気の中を彫刻することで空間の質を変容させ、視線が作品の中に入っ
いって留まる物を作る。“(作家談) 今回、福村の作品でその空間全体がどのように変化し、どのような空気感を作り出すのか、大いに期待したいと思います。
今回が2年半ぶりの新作展です。大作の他、壁面に展示するレリーフ状の作品と小品数点による展示になります。どうぞ、是非ご高覧賜りますようよろしくお願い申し上げます。
●展覧会名 福村龍哉展FUKUMURA Tatsuya new works 2006
●会期日時 2006年5月8日(月)-5月27日(土) 日曜日休廊10:30-18:30
●会場ギャルリー東京ユマニテ
〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
tel. 03-3562-1305
※地下鉄銀座線京橋駅6番出口から徒歩1分
●展示内容 鉄を用いた大作の他、小品数点
●問い合せ先 ギャルリー東京ユマニテ tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
e-mail: humanite@js8.so-net.ne.jp
●出品作品
「閾 Threshold 0601」
2006 steel, paint
188(h)x94x470cm |
「Work 0602」
2006 wood, paint
86(h)x86x8cm |
●福村龍哉略歴
1966 東京都生まれ
1991 東京藝術大学大学院修了
1994 東京藝術大学大学院博士課程満期修了
2001 Chelsea College of Art and Design MA Fine Art 修了
個展
1989, ’91, ’93, ’95, ’97, ‘04 ギャルリプス/ 東京
1989, ’90, ’92, ’95, ’97 モリスギャラリー/ 東京
2003, ‘06 ギャルリー東京ユマニテ/ 東京
グループ展
1990 「IMPACT 3 ‘90」ギャルリーユマニテ東京/ 東京
1991, ’92, ’93, ’97 「現代日本美術展」東京都美術館/ 東京
1993 「第2回国際コンテンポラリーアートフェアNICAF」パシフィコ横浜/ 神奈川
1994 「IMPACT 27 ‘94」ギャルリーユマニテ東京/ 東京
2001 「MA SHOW」Chelsea College of Art and Design / London
2002 「ARCADIA IN THE CITY AT MARBLE HILL」English Heritage, the-e-gallery
/ London
2005 「かわさき現代彫刻展2005」テクノハブイノベーション川崎(THINK)/川崎