大畑優美（おおはたゆみ）は1981年、島根県生まれ。今春、多摩美術大学絵画学科を卒業し、大学院へ進学予定の学生です。
真っ白な画面に、しなやかで自由な線が浮かび増殖していきます。まるで喜びを湛えた生き物のような線が、心を研ぎほぐしてくれるようです。
展示作品はパネルにアクリルやコンテで描かれた200x152cm の大作を約5点。他にドローイングを数点出品いたします。今回が初めての展覧会となります。どうぞ是非ご高覧ください。
●作家からのコメント
はじめに形の外殻が浮かびます。それはまるで、真っ白な空間にぽつんとある開かれたドアの様で、中は何も見えません。私がその中に入ると、さまざまな動きが見えてきます。その動き一つ一つが何かとは言えませんが、体内の器官のように多くの動きが集まって一つの体になっていきます。やがて、ドアの外へもゆっくりと流れて、分裂し、どんどん広がっていき、また新しい外殻を形成していきます。そしてその中にもさまざまな動きが見えてくるのです。私はその一つ一つの動きをただ追って、その軌跡を辿っています。
●参考作品写真
Untitled 2005 |
●問い合せ先
ギャルリー東京ユマニテ tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
e-mail: humanite@js8.so-net.ne.jp
●略歴
1981 島根県生まれ
2006 3月多摩美術大学絵画学科卒業
4月より同大学院進学予定
