野田裕示 <絵画のうしろ姿> NODA Hiroji new works 2006

2006年9月11日(月) - 9月30日(土)  ※日曜休廊 10:30-18:30

野田裕示(のだひろじ)は1952年、和歌山県生まれ。多摩美術大学油画科卒業後、まもなく、当時現代美術の先駆的画廊であった南画廊(東京)の志水楠男氏に見出され、初めての個展を行いました。野田は、その後も一貫して支持体と絵画の関係に取り組んだ作品を制作し、国内外の美術館、画廊での発表を精力的に行なっています。また、近年は石彫の岡本敦生氏とのコラボレーション作品を発表し、昨年の「現代日本彫刻展」では毎日新聞社賞を受賞するなど、立体と平面による新しい展開も見せています。
今回の新作は2年ぶりの発表となります。前回は今までにないフラットな白い画面に様々な形が描かれ、詩的で静かな作品でしたが、今回の新作には、以前から行なっていたキャンバスを切り貼り、重ねによって出来た凹凸の上に「塔」を思わせる構築物が表れました。野田本来のぐいぐいと力強い、そして軽快な動きのある作品が見る人を引き込んでいきます。


Work-1666 2006年 アクリル、キャンバス 227.3x162.1cm

今回は150号~30号のアクリル、キャンバスの作品を10点、その他に小品数点を展示いたします。次々と意欲的に新たな制作に取り組む野田裕示の新作を是非ご高覧下さい。


Work-1668 2006年 アクリル、キャンバス 116.7x272.7cm

 

-----------会場風景 -----------

 

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■展覧会概要
展覧会名 野田裕示<絵画のうしろ姿> NODA Hiroji new works 2006
会期 日時 2006. 9. 11 (月)-9. 30 (土) 日・祝日休廊  10:30-18:30
会場 ギャルリー東京ユマニテ
〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
※地下鉄銀座線京橋駅6番出口から徒歩1分
展示内容 150号~30号の新作ペインティング約10点ほかに小品数点
問合せ先 ギャルリー東京ユマニテ   tel. 03-3562-1305 fax. 03-3562-1306
(e-mail) humanite@js8.so-net.ne.jp

■野田裕示 略歴

1952 和歌山県生まれ
1976 多摩美術大学油画科卒業
1984 「第4回ハラアニュアル」原美術館(東京)
1994 「モダニズムの系譜」高島屋(東京)、梅田近代美術館(大阪)
1996-’97 「コラボレーション岡本敦生+野田裕示」愛知県美術館他
1999 「現代日本絵画の展望展」東京ステーションギャラリー(東京)
2001 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
2002, ’03 「Korea Japan Contemporary Art」ジーンアートセンター(ソウル、韓国)
2005 「第21回現代日本彫刻展」宇部市野外彫刻美術館(山口) 
岡本敦生とのコラボレーション作品において毎日新聞社賞受賞
2005-‘06 「日本現代絵画展」慶南道立美術館(韓国)
その他 南画廊(東京)、和歌山県立近代美術館、ギャルリー東京ユマニテ等で個展開催