GALERIE Tokyo Humanité　ギャルリー東京ユマニテ

この度、村井進吾の２年ぶりの新作展を開催いたします。
村井進吾は１９５２年生まれ。多摩美術大学大学院修了後、数多くの個展、グループ展で作品を発表し、建築家との共同作業によるアートワークスも多く手がけています。近年は大分市美術館で大規模な個展を行い、一昨年には同美術館で行われた「アート循環系サイト展」にも出品するなど、精力的に発表を続けています。

村井進吾の作品は、そのストイックな作品のためか、まず、石の美しさに心を奪われます。作品そのものも石を掘削しただけのような一見簡潔極まりない形状をしています。しかしながらその作品をよく見ると、ところどころにその内部に思いを馳せる痕跡がいくつも見られます。表面の鋭利な石魂はいくつかに分割され、再度組み立てられたり、外からは見えないところにある仕業が施されたりして、内部への想像をかき立てます。

見えるものと見えないもの。私たちは、本来、目に見えているものをどれだけ見ているのでしょうか。どれだけ理解し認識しているのでしょうか。実際には目に見えないけれど、大切なものを想像する力を見失ってはいないでしょうか。
作品と対峙する、ものを見ることを再確認する。そんな作品に出会えることでしょう。

また、彼の作品は作品が置かれた空間に新たな発見を促す存在といえます。今回の展示によって画廊の空間がどのように変わるのか、新たな体験を得られるとても楽しみな展覧会です。今回は大作と小品数点による展示となります。この機会にどうぞ是非ご高覧下さい。

「個体 M-2」 2004 大理石、インク 1492(H)x628x452mm	「個体 M-1」 2004 大理石、インク 397(H)x2905x450mm

「個体 M 試作-2」 2004 大理石、インク 194(H)x173x120mm \250,000（税込）

お問い合わせは　humanite@js8.so-net.ne.jp

＜展覧会概要＞
展 覧 会 名　村井進吾 彫刻展　MURAI Shingo New Works 2004
会期 ･ 時間　2004 / 6 / 7 (月)－ 6 / 26 (土) 日曜日休廊　10:30-18:30 　
会　　　　 場　ギャルリー東京ユマニテ　
　　　　　　　　 〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F　
　　　　　　　　 Tel: 03-3562-1305　Fax: 03-3562-1306
　　　　　　　　 ●地下鉄銀座線京橋駅　⑥番出口から徒歩１分 ●JR東京駅八重洲口から　徒歩８分

問い合わせ先　humanite@js8.so-net.ne.jp
ギャルリー東京ユマニテ　金成(かなり)
Tel: 03-3562-1305　Fax: 03-3562-1306

関連情報 2002.10　2000.3　 2000.3b

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