GALERIE Tokyo Humanité ギャルリー東京ユマニテ
Winter collection 宮崎進 素描・記憶のメモ
2004年2月12日(木)-2月25日(水)
10:30 - 18:30 日曜日休廊
展覧会について
宮崎進は自身が体験した、大戦後のシベリア抑留を原点として、常に内面的な心象風景を制作し続けています。しかしながら、それらの作品は暗く重苦しいものではなく、生命賛歌ともいうべき人間臭さ、愛情、情熱に溢れ、生の根源に迫ろうとするものです。81歳の今も尚、精力的に制作を続け、一昨年の、横浜美術館での大規模な回顧展は、その圧倒的な作品群が記憶に新しいところです。
昨年は近作の立体、油彩、ドローイングなどを中心に近作展を開催いたしましたが、今回は当画廊コレクションから宮崎進のシベリア時代の体験を基にした素描を約25点展示いたします。具体的なシベリア体験をモチーフにした作品は現在まであまり発表されませんでしたので、今回は宮崎作品の中でも貴重な作品展になると思います。年々意欲的に制作を続け、独自の世界を繰り広げる宮崎進の原点ともいうべき作品をこの機会に是非ご高覧下さい。展示内容 素描約25点
「錯乱」
1960年頃 コンテ、紙
27.0x37.0cm
お問い合わせは humanite@js8.so-net.ne.jp
宮崎進 略歴
1922 山口県徳山市生まれ
1942 日本美術学校卒業
1945-49 終戦後ソ連軍の捕虜となりシベリアに抑留
1972-74 パリ滞在
1981 多摩美術大学油絵科教授就任 (-1992)
1994 「宮崎進展」下関市美術館、平塚市美術館他巡回
1998 第48回芸術選奨文部大臣賞受賞
1999 「宮崎進の世界展」山口県立美術館
2002 「宮崎進展 よろこびの歌を唄いたい」横浜美術館
その他、国内外の個展、グループ展多数。現在、多摩美術大学名誉教授、多摩美術大学美術館館長宮崎進 関連情報 2003.11 2001.7 1999.10 1999.2
問い合わせ先
ギャルリー東京ユマニテ 金成(かなり)
tel. 03-5255-3210 fax. 03-5255-0221
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