この度、ギャルリー東京ユマニテでは初めてとなる町谷武士（まちや・たけし）の個展を開催いたします。
町谷は1993年大阪芸術大学美術学科絵画コース卒業。大阪を中心に勢力的に発表を続けています。昨年は初めて韓国ソウルでの個展も行い好評を博しました。

まず目に入るのは、異常に胴体の長い飄々とした表情の人物たち。何処かプリミティブな雰囲気を持ちながらも、ふと身近に佇む昔からの懐かしい存在感。町谷は、自身が育った馴染み深い町や、遠い異国への憧れなどを記憶と共に作品に仕上げていきます。
今回の展覧会タイトル「bob bob」は出現する、ひょいと現れるという意味ですが、素朴で何処かにいそうな哀愁漂う愛すべき人たちがそっと寄り添うように佇んでいます。
今回、東京での初個展となり、新作の立体作品を約15点発表します。この機会をお見逃しなく是非ご高覧下さい。

＜作家コメント＞

私は記憶と想像の狭間をゆっくりと進んでいます。
その道は異国の人や自然への憧れが導いてくれています。
そしていろいろな出会いが私の心を揺さぶります。
私は心に浮かぶものを、触れるものにしていくことを大切にしていきたいです。

>> 町谷武士 略歴